「かねてよりお世話になっております」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「かねてよりお世話になっております」とは?
「かねてよりお世話になっております」は、「以前から世話になっている」との意味で使用される言葉です。
ここでは、敬語を使用する事で、言葉が言い換えられています。
「かねてより」は「以前から」との意味で使用される言葉です。
「かねてよりは」丁寧な印象を持つ言葉なので、敬語表現で使用されることが多いのです。
また、「お世話になる」とは、助けを受けたり、援助を受けることを表す言葉だと言えます。
さらに、「おります」とは、「おる」と「ます」に分解できます。
そして、「おる」は「いる」を意味する謙譲語であり、「ます」は丁寧語の語尾になっているのです。
「かねてよりお世話になっております」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「かねてよりお世話になっております」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが顧客を訪問したとします。
すると、顧客の別部署にいる山田部長の話題になりました。
あなたは、その部長とは以前から取引があったのです。
このような場合には、「山田部長には、かねてよりお世話になっております」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手に以前から世話になっていることを、丁寧な言葉で表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「おります」の使い方に注意しましょう。
これは謙譲語の表現です。
そして、平易な言葉にすれば「います」になります。
これは、どちらも現在進行形の表現になっています。
そのため、今回の例文においては、以前からお世話になっており、今もお世話になっている事を表しているのです。
「かねてよりお世話になっております」を使った例文
「かねてよりお世話になっております」を使った例文を挙げます。
例文のように、そのままでも使用できますし、「誰に」などの意味を加えてアレンジしてもよいでしょう。
・『かねてよりお世話になっております』
・『山田部長には、かねてよりお世話になっております』
・『貴社の営業部には、かねてよりお世話になっております』
「かねてよりお世話になっております」の類語と敬語での言いかえ
「かねてよりお世話になっております」の類語と敬語を解説していきます。
「かねてよりお世話になっております」の類似表現
「かねてよりお世話になっております」の類似表現には、「以前よりお世話になっております」があります。
「かねて」と「以前」は、同じ意味で使用できる言葉なのです。
「かねてよりお世話になっております」の敬語表現
「かねてよりお世話になっております」は既に敬語表現になっています。
「おる」が「いる」を意味する謙譲語なのです。
まとめ
このように「かねてよりお世話になっております」は、以前から世話になっている様子を表現するフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。