この記事では「顔がほころぶ」について解説をします。
「顔がほころぶ」とは?意味
顔の表情が柔らかくなるという意味です。
「顔」は人間の顔のことを指しています。
頭部の目や口がある場所という意味も持つのですが、この場合は表情という意味になります。
「ほころぶ」は、表情が柔らかくなる、笑った顔になるという意味です。
その他にも、縫い目などがほどける、花のつぼみが少し開くなどの意味もありますが、この言葉の場合は表情の意味で用いています。
「顔がほころぶ」の使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、笑顔になったり、表情が柔らかくなったりすることを指して用います。
笑顔になるという意味では、ガハハと大きな口を開けて笑うことではなく、にこにこするような表情を指します。
たとえば、今イライラとしていたとします。
イライラしているときは、口をギュッと引き結び、眉が上がり、表情が硬くなりがちです。
そんなときでも、おいしいものを食べると表情が柔らかくなります。
先ほどまでギュッと結ばれていた口は口角が上がり、釣り上がっていた眉は下がります。
このような柔らかな表情になることを「顔がほころぶ」といいます。
イライラしているときでなくても、おいしいものを食べたり、おいしそうな香りを嗅いだりすると、この顔になります。
動物の愛らしい仕草を見たときも、この表情になることが少なくありません。
仔猫や子犬などの姿は愛らしく、見ていると心が和み、顔の筋肉が緩んで穏やかなにこにこした表情になってきます。
ビジネスシーンでは、うれしいことがあるとこの表情になることが珍しくありません。
契約成立という形で商談が終わったとき、職場の人からお土産をもらったとき、ボーナスをもらったときなどです。
ビジネスシーンでは、気を引き締めていなければと思い、表情が硬くなりがちですが、柔らかな表情を見せることもあります。
「顔がほころぶ」を使った例文
・『思わず顔がほころぶ』
・『ふわっと香るおいしそうなにおいに顔がほころぶ』
「顔がほころぶ」の返答や返信例
この言葉に返答することはありません。
表情が柔らかくなった人を前にしたときに、なぜ表情が柔らかくなったのかを問うこともあれば、問わないこともあります。
自分では笑顔になっていることに気がついておらず、指摘されて恥ずかしい思いをする人もいるので、その場の状況にあわせて対応を変えることが望ましいです。
まとめ
この言葉は、表情が柔らかくなることや、笑顔になることを指して用います。
日常生活ではうれしいことがあったとき、おいしいものを食べたときなどに、この表情になります。
ビジネスシーンでも、うれしいことがあると「顔がほころぶ」ことがあります。