「汚名をそそぐ」とは?慣用句やビジネスでも使える言葉を分かりやすく解釈

「汚名をそそぐ」とは? ビジネス用語【一語】

「汚名をそそぐ」とはどのような意味を持つ言葉なのでしょうか。

今回は、「汚名をそそぐ」の意味と類語について解説します。

「汚名をそそぐ」とは?

「汚名をそそぐ」とは、「悪い評判を消し去ること」を意味する言葉です。

「汚名をそそぐ」の使い方や使われ方、使うときの注意点

「汚名をそそぐ」「汚名」とは「けがされた名前」を意味する言葉です。

きれいなものを悪くすることを「けがす」といい神聖なものに邪悪なものがふれたり人に不名誉な噂を立てたりすることを意味しますが「汚名」というのは「名前をけがす」ことを意味します。

名前というのはその人やその物など「物体としてだけでなく周囲からの評価など社会的な意味合いも含めてのそれ自体」を指します。

つまり「汚名」というのは「社会の一員として低い評価を受けていること」をあらわす言葉です。

一般的には「不名誉」「悪評」と似たような意味合いで使われます。

「汚名をそそぐ」「そそぐ」は漢字で「雪ぐ」と書きます。

「雪ぐ」の意味は「汚れを洗い落とすこと」です。

「雪ぐ」「すすぐ」とも読み、洗濯の最終行程で衣服についた洗剤を水で洗い流す作業「すすぎ」と同じ意味合いです。

「汚名をそそぐ」「名前についたけがれを洗い流すこと」であり具体的には「悪評や不名誉を拭い去ってもともとの評価を取り戻すこと」を意味します。

無能だという評価を否定するために努力して有能さを見せつけたり、弱いという不名誉を消し去るために強さを発揮したりなど「努力して何かを成し遂げることでもともと有していた名誉を取り戻すこと」「汚名をそそぐ」の意味です。

「汚名をそそぐ」はプライドやメンツ、意地など人として譲ることのできない大切な部分に関わるものをさす言葉なので軽々しく使われるものではありません。

多少の悪評や低評価で使われることは少なく、一般的には人生に悪影響が出るような不名誉に対して自らの努力で不名誉を消し去る様子を指して「汚名をそそぐ」と表現します。


「汚名をそそぐ」を使った例文

・『無実の証拠をつかんで父の汚名をそそぐ』
・『汚名をそそぐために苦労を重ねる』
・『無実の罪なので汚名をそそぐために徹底的に戦う』

「汚名をそそぐ」の類語や言いかえ

・名誉を挽回する
「失われた名誉を取り戻すこと」を意味する言葉です。

意味としては「汚名をそそぐ」と非常に近しく怪我された名前と取り戻すべき名誉のどちらを強調するかによって使い分けられます。

「汚名を挽回する」という2つの言葉が合わさったような表現も一般的に使われています。

「けがれた名前を取り戻す」という意味になってしまうことから誤用だとする声もありますが「失敗を取り返す」「ミスを挽回する」という表現があることを考えると必ずしも間違いであるとはいえません。

まとめ

「汚名をそそぐ」はやや時代がかった言い回しで日常会話ではほとんど使われませんがビジネスの世界では使われることもあります。

いつ何時自分にも身に覚えのない不名誉が降りかかるか分かりません。

その時に備えてせめて言葉の意味くらいはきちんと覚えておきましょう。