「ご盛況をお祈り申し上げます」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ご盛況をお祈り申し上げます」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では、「ご盛況を心よりお祈り申し上げます」の意味を分かりやすく説明していきます。

「ご盛況を心よりお祈り申し上げます」とは?意味

「ご盛況を心よりお祈り申し上げます」は、「招待された会合やイベントを欠席する人が、主催者に対してすばらしいイベントになります様に願っている気持ちを伝える丁寧な表現」という意味です。

基本的に、欠席や不参加の連絡をする時に挨拶文として使われます。

ただ不参加で申し訳ないと言うよりも、相手の幸せを願う礼儀に叶った表現です。

ただし、「ご盛況」「催し物に多くの人が集まって盛んな様子」で、ものごとの状態を表す言葉です。

この場合はイベントが成功することを願うという意味ですので「ご盛会を心よりお祈り申し上げます」が定番フレーズになります。

「ご盛会を心よりお祈り申し上げます」の成り立ち

「ご盛会を心よりお祈り申し上げます」「ご盛会+を+心より+お祈り+申し上げます」で成り立っています。

「ご」は相手の動作や状態を敬う接頭辞、または言葉を上品にする美化語、「を」は助詞、「心より」「心の底から」という意味、「お」は自分の動作をへりくだる接頭辞、「祈り」は動詞「祈る」の連用形で「心から望む」という意味、「申し上げます」は動詞「言う」の謙譲語「申し上げる」の丁寧表現で「お・ご~申し上げる」で動作の対象を敬う意味になります。

尊敬語と謙譲語、丁寧語が含まれていますので、目上の人や取引先の人に使えます。


「ご盛会を心よりお祈り申し上げます」の言葉の使い方や使われ方

「ご盛会を心よりお祈り申し上げます」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

『今回は参加が叶いませんが、ご盛会を心よりお祈り申し上げます』

イベントに不参加の返事をする時に、相手を気遣う定番フレーズです。

『末筆となりますが、ご盛会を心よりお祈り申し上げます』

欠席・不参加メールや手紙の締めの文章として使われる定番フレーズです。

「ご盛会を心よりお祈り申し上げます」の類語や言いかえ

「ご盛会を心よりお祈り申し上げます」の類語や言いかえは以下の通りです。

「ご盛会となりますよう心よりお祈り申し上げます」

「なりますよう」で、ものごとが実現することを願う気持ちをより強く伝えています。

「ご盛会を祈念致します」

「祈念」「神仏に、願いがかなうように祈ること」という意味で、やや宗教色が濃くなりますが、マナー用語としてよく使われています。

まとめ

今回は「ご盛会を心よりお祈り申し上げます」について紹介しました。

「ご盛会を心よりお祈り申し上げます」「欠席や不参加を伝える際に相手に配慮する丁寧な表現」と覚えておきましょう。