「ご盛況のことと存じます」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「ご盛況のことと存じます」とは?
「ご盛況」は「盛況」に「ご」を付けて丁寧に表現したものです。
また、「盛況」は「いきおい盛んな様子」を示す言葉です。
「盛況」の「盛」には「盛んな」の意味があり、「況」には「様子」の意味があるのです。
ここでは「存じます」としているため「思います」ということを表しています。
「存ずる」は「思う」をへりくだって表現した謙譲語なのです。
これらのことから「盛況なことだと思う」という内容を、敬語で丁寧に言いかえたのが「ご盛況のことと存じます」だと言えるのです。
「ご盛況のことと存じます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「ご盛況のことと存じます」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが取引先に挨拶状を書くことになったとします。
しかし、挨拶状での最初の挨拶文には、何を書けばよいかが分かりませんでした。
このような場合には「貴社、ますますご盛況のことと存じます」と記載するとよいでしょう。
これにより、相手のいきおい盛んな様子を、丁寧な言葉として表現できるのです。
この言葉を使用する場合は、より一般的な単語があることに注意しましょう。
「ご盛況」を使っても間違いではありませんが、「ご盛栄」などのほうが一般的な単語と言えます。
挨拶文などで使用する場合は、できるだけ定型文を使用するほうが無難なのです。
「ご盛況のことと存じます」を使った例文
ここでは「ご盛況のことと存じます」を使った例文を挙げていきます。
例文のように、そのまま使用してもよいですし、言葉を組み合わせた使用も可能です。
・『ご盛況のことと存じます』
・『ますますご盛況のことと存じます』
・『貴社におかれましては、ますますご盛況のことと存じます』
「ご盛況のことと存じます」の類語や敬語での言いかえ
それでは「ご盛況のことと存じます」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「ご盛況のことと存じます」の類似表現
「ご盛況のことと存じます」の類似表現について解説します。
「ご盛況」は「ご盛栄」と言い換えられます。
おおむね同じ意味で使用できる類似の言葉と言えるのです。
「ご盛況のことと存じます」の敬語表現
つぎに「ご盛況のことと存じます」を別な敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
たとえば「ご盛況のことと存じ上げます」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「ご盛況のことと存じます」は、相手の「いきおい盛んな様子」を表現するためのフレーズです。
挨拶文の書き出しなどにも使用できるので、おぼえておくとよいでしょう。
