「お目通しのほどよろしくお願いいたします」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「お目通しのほどよろしくお願いいたします」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では、「お目通しのほどよろしくお願いいたします」の意味を分かりやすく説明していきます。

「お目通しのほどよろしくお願いいたします」とは?意味

「お目通しのほどよろしくお願いいたします」は、目上の人に対し、書類などをさっと読んで欲しいとお願いする丁寧な表現です。

「お目通し」「お」は相手の動作を敬う接頭辞、「目通し」「はじめから終わりまで全体的に目を通すこと」という意味、「ほど」は言葉の意味をやわらげる語、「お願い」「お」は謙譲語の接頭辞、「いたします」は動詞「する」の謙譲語「いたす」の連用形に丁寧語「ます」が付いた語です。

さっと読むだけではなく、大まかに気づいた点などあれば指摘してほしいという気持ちも含んでいます。

非常に丁寧な表現で、目上の人や社外の人にこのまま使えます。

「お目通しのほどよろしくお願いいたします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意

「お目通しのほどよろしくお願いいたします」が使われるのは以下の様なシーンです。

1つ目は、企画書の案を作成して上司に見てもらう時です。

2つ目は、契約書などを作成して上司からの承認が欲しい時です。

3つ目は、上司から頼まれていた資料作成が終わった時です。

相手に確認作業を催促する表現ですので、「お忙しいところ恐縮ですが」などのクッション言葉をあわせて使いましょう。


「お目通しのほどよろしくお願いいたします」の言葉の使い方や使われ方

「お目通しのほどよろしくお願いいたします」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

・『企画書の原案を作成いたしましたので、お目通しのほどよろしくお願いいたします』
・『〇社との契約書の原案になります、お目通しのほどよろしくお願いいたします』
・『来週のプレゼンの資料を作成いたしましたので、お目通しのほどよろしくお願いいたします』

「お目通しのほどよろしくお願いいたします」の類語や言いかえ

「お目通しのほどよろしくお願いいたします」の類語や言いかえは以下の通りです。

「ご一読のほどよろしくお願いいたします」

「ご一読」「ご」は尊敬語の接頭辞、「一読」「ひととおり読むこと」という意味です。

「ご確認のほどよろしくお願いいたします」

「ご確認」「ご」は尊敬語の接頭辞、「確認」「そうであるとはっきり確かめること」で、こちらはしっかり読んで欲しいという意味になります。

「お目通しのほどよろしくお願いいたします」の英語表現

「お目通しのほどよろしくお願いいたします」の英語表現は以下の通りです。

“I appreciate if you could look through~”

「~に目を通していただければ光栄です」になります。

「look through」「目を通す」という意味です。

まとめ

今回は「お目通しのほどよろしくお願いいたします」について紹介しました。

ビジネスや日常で正しく使える様に覚えておきましょう。