「色褪せない」とは?使い方や言い換えなど、慣用句やビジネスでも使える言葉を分かりやすく解釈

「色褪せない」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「色褪せない」という言葉について説明していきます。

「色褪せない」とは?

写真や印刷物、自動車など色の付いたものが時間が経過してしまって色が薄く、淡くなってしまうことを色褪せると言いますが、そうならないことを指すだけでなく、古くならない、古く感じられないという意味でも使われます。

「いまだに色褪せない音楽」「色褪せないデザイン」という使い方では古くならないという意味になりますが、「色褪せない看板」という言葉ではどちらかというと看板の文字が薄くならないという方向の言葉と言えます。

「色褪せない」の使い方や使われ方、使うときの注意点

比喩表現としての使い方と実際に印刷などが褪色しないという意味での色褪せないがありますが、比喩表現のものは芸術性やストーリー性、作品性、デザイン、音楽など感性に訴えるところがあるもの、褪色しないという意味では紙に焼いた写真、看板など印刷や塗装を指すのである程度判断は付くでしょう。

「車が色褪せない」という場合、デザインや性能が古びないまたは塗装が褪色しないという両方の可能性が考えられますが、実際には「車のボディカラーが色褪せない」という言い方をするでしょう。

ビジネスでは商品性の方向性として色褪せないものを目指すという使い方はありえます。

接客では「色褪せない名作」というPOPなどがよく使われる部類でしょう。


「色褪せない」を使った例文

・『あの看板はなかなか色褪せないな』
塗装や印刷に対しての使い方です。

印刷や塗装において赤は特に色褪せしやすい色と言えます。

・『20年経っても色褪せないデザインだと思う』
優れたデザイン、新鮮さが消えないデザインへの評価という使い方です。

・『いつまでも色褪せない名曲』
曲など直接色彩で表現しないものに対しても使うことができます。

「色褪せない」の類語や言いかえ

印刷や塗装に対しては「褪色しない」「紫外線に強い」等が挙げられます。

感性に訴えるものに対しては「古くならない」「いつまでも新しい」などが言いかえとなります。

「色褪せない」の類語

古くならないという言葉は印刷や塗装、感性に訴えるもの両方に使うことは可能な類語です。

「色褪せない」の敬語

敬語としては使わない言葉です。

まとめ

色褪せないという言葉は感性に訴えるものと塗装や印刷に対しての両方に使うことができます。

写真の紙に焼いたものが色が褪せてしまうものの代表とも言えますが、デジタル化によって画面で見る分にはその問題は解消されています。

塗装に関しては完全に色褪せないものは難しく、デザインや音楽の色褪せないという表現のほうが使われやすいとすらいえます。