「お口添えのおかげ」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「お口添えのおかげ」とは? ビジネス用語【一語】

「お口添えのおかげ」とは?

ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。

「お口添えのおかげ」とは?

はじめに「お口添えのおかげ」の意味を解説していきます。

「口添え」「くちぞえ」と読み、「依頼や交渉に際して、第三者がうまくいくように介入する」との意味を持つ言葉です。

これに「お」を付けて、「お口添え」とすることで、丁寧な表現にしています。

また、「おかげ」「なにかの影響により」を意味する言葉で、主にポジティブな影響の場合に使用されることが多い表現です。

「お口添えのおかげ」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

それでは「お口添えのおかげ」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。

たとえば、あなたが社内で新規の決裁を起案したとします。

その決裁は、社内でも否認されることの多い、難易度の高いものでした。

しかし、あなたの上司が、事前に承認者に根回しをしてくれたことで、すんなり承認されたのでした。

このような場合には、「お口添えのおかげで、無事に決裁が承認されました」と、上司に伝えるとよいでしょう。

これにより、あなたが上司の協力に感謝していることを伝達できるのです。

また、自分の手柄ではなく相手の協力の成果だと思っていることも、十分に伝わることでしょう。

この言葉を使う場合の注意点は、少しカジュアルなことです。

よりフォーマルな表現を目指すなら「お口添えの賜物」などの言葉に変えるとよいでしょう。


「お口添えのおかげ」を使った例文

ここでは「お口添えのおかげ」を使った例文を挙げていきます。

例文のように、獲得した成果を表現する言葉と組み合わせて使用するのがよいでしょう。

・『お口添えのおかげで、無事に承認されました』
・『お口添えのおかげもあって、合意できました』
・『お口添えのおかげにより、契約締結となりました』

「お口添えのおかげ」の類語や敬語での言いかえ

それでは「お口添えのおかげ」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。

「お口添えのおかげ」の類似表現

まず「お口添えのおかげ」の類似表現について解説します。

「お口添え」「お口利き」と言い換えられます。

表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。

「お口添えのおかげ」の敬語表現

つぎに「お口添えのおかげ」を別な敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。

たとえば「お口添えの賜物」という言い換えが可能です。

まとめ

このように「お口添えのおかげ」は、相手の善意の介入に感謝を示すための言葉です。

このような表現を使って上手に御礼できるようになると、立派なビジネスパーソンと言えるでしょう。