「お互い様ですから」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「お互い様ですから」とは?
はじめに「お互い様ですから」の意味を解説していきます。
「お互い様」は「両者が同じである」との意味で使用される言葉です。
ここでは、自分もそうだが、相手もそうだ。
もしくは、相手もそうだが、自分もそうだ。
このどちらのパターンにも使用できます。
たとえば、相手が偶然失敗したとします。
しかし、同じ失敗を過去にあなたもしていたとします。
この場合、あなたは相手に「お互い様」ですからと言えるのです。
「お互い様ですから」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「お互い様ですから」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが同僚から間違いメールを受け取ったとします。
あなたは丁寧に、宛先の間違いであることを返信してあげました。
そして、相手はあなたに謝罪とともに感謝の連絡をくれした。
このような場合に「お互い様ですから」と返答しておくとよいでしょう。
ここには、「どういたしまして」の意味もあります。
そして、特に重要なのが、「自分も間違えるかもしれませんから」の意味があることです。
この言葉を使う場合の注意点は、相手が目上の人である場合です。
「お互い様」は対等な相手であるような印象に聞こえる言葉です。
そのため、目上の人に使うのは避けたほうがよい表現と言えるでしょう。
「お互い様ですから」を使った例文
ここでは「お互い様ですから」を使った例文を挙げていきます。
例文のように、単独でも使用できますし、「気にするな」とセットで使用する使い方もあります。
・『お互い様ですから』
・『お互い様ですから、どうかお気になさらず』
・『お互い様ですから、気にしないでください』
「お互い様ですから」の類語や敬語での言いかえ
それでは「お互い様ですから」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「お互い様ですから」の類似表現
まず「お互い様ですから」の類似表現について解説します。
「お互い様」は「明日は我が身」と言い換えられます。
この場合は、使える場面や条件も変化しますし、意味も若干ことなりますので、注意しましょう。
「お互い様ですから」の敬語表現
つぎに「お互い様ですから」を別な敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
たとえば「お互い様でございますから」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「お互い様ですから」は、対等な相手にのみ使用できる表現です。
対等な関係でない目上の人に対しては、「お互い様ですから」を使わないように注意しましょう。