「失礼極まりない」とは?
使い方や言い換えなど、慣用句やビジネスでも使える言葉を分かりやすく解説していきます。
「失礼極まりない」とは?
「失礼」は「礼を失すること」を意味します。
これは、相手に対する礼儀が描けていたり、不足していることを示す言葉です。
また、「極まりない」は強調表現のひとつです。
「~極まりない」とすることで、対象を強調できます。
「極まりがない」は、「際限がない」と同じような意味を持ちます。
ここでは「失礼極まりない」としていることから、失礼な程度が非常に高いことを表しているのです。
「失礼極まりない」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「失礼極まりない」のビジネスでの使い方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、取引先の相手と口論になったとします。
売り言葉に買い言葉とはいえ、口論は紛糾して互いに罵倒しあいました。
口論が終わった後で、あなたは「失礼極まりない相手でした」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手がとれも失礼だったことを、慣用句を使って上手に表現できるのです。
この言葉を使用する場合は、かなり強い言葉であることに注意しましょう。
よほどの事態でなければ「失礼極まりない」とい言葉は使用しないほうがよいので、そのことに十分注意するとよいでしょう。
「失礼極まりない」を使った例文
「失礼極まりない」を使った例文を挙げます。
「とても失礼」ということを言いかえた言葉と考えれば、文中でも自然に使えることでしょう。
・『あなたの態度は、失礼極まりない』
・『このように失礼極まりない相手は初めてです』
・『失礼極まりないとはこのことです』
「失礼極まりない」の類語や言いかえ
「失礼極まりない」の類語や言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「失敬この上ない」
「失礼極まりない」の類語には「失敬この上ない」があります。
「失敬」は、「敬意を失する」ですから「失礼」に非常に近い意味を持つ言葉です。
また「この上ない」と「極まりない」は、ともに上限を意識した表現であり、同じように使用できる言葉なのです。
「失礼千万」
また、「失礼千万」も「失礼極まりない」の類語と言えます。
こちらも、失礼なことを「千万」で強調したものですので、意味は同じと言えるのです。
なお、「千万」は「せんばん」とよみ、比較的くらいの高い単位を列挙することで、非常に多いということを示す言葉として使われます。
まとめ
このように「失礼極まりない」は、とても失礼な状態を上手に表現したフレーズです。
ビジネスでは、できれば使わないで済むとよい言葉のひとつですが、意味や使い方だけはおぼえておくとよいでしょう。