「念のため申し添えます」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「念のため申し添えます」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「念のため申し添えます」について解説をします。

「念のため申し添えます」とは?意味

確認のためにつけ加えていう、といった意味です。

「念のため」には、確認のためという意味があります。

たとえば、「念のためにもう一度持ち物を確認する」という場合は、さっき持ち物を調べたけれど、より一層注意をするためにもう一度確認をしてみるといった意味になります。

「申し添えます」には、つけ加えて申し上げるという意味があります。

「申し上げる」「言う」の謙譲語で、何かを言う相手への敬意を表します。

「念のため申し添えます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

特に注意をして欲しいときや、確認をしておきたいときに使用する言葉です。

会議で資料を配布したとします。

この資料には、毎月の売上実績が記載されています。

しかし、今月の分だけが記載されていません。

この資料を見た人は、なぜ今月の分だけが記載されていないのだろうと疑問に思うことでしょう。

会議が行われたのは月の半ばです。

まだ今月が終わっていないから、今月の分の売上実績は記載されていないのだと、察知してくれる人も中にはいるかもしれません。

それでも、わかっていない人もいるかもしれないので、「まだ今月の分は計算していないので、資料には記載していません」と一応伝えたかったとします。

そのときに、この言葉を使用します。

この言葉を使用することで、わかっている人もいるかもしれないけれど、確認のために言っていますよと伝えることができます。

こういった言葉をいわないと「そんなことわかっているよ」と思う人が出てくる可能性があります。

「一応」というと、面倒だけれどやっておくか、というニュアンスに受け取られる場合があります。

そのため、ビジネスシーンでは「一応」とはいわず、「念のため」とするのが望ましいです。

「申し添えます」と相手に敬意を表す語を使用しているので、態度も敬意を表すものにします。


「念のため申し添えます」を使った例文

・『このことについて、念のため申し添えます』

「念のため申し添えます」の返答や返信例

特に返事をする必要はありません。

この言葉の前や後に説明がされる場合があるので、それをよく聞くようにします。

この言葉が使わるのは、特に注意して欲しいことがあるときです。

そのため、伝えられる内容をよく聞くようにします。

伝えられる事柄についてすでに知っていても、「そんなのわかっている」とはいわないようにします。

相手もすでに知っているだろうと承知の上で、ある事柄について伝えています。

まとめ

特に注意して欲しいとき、確認をして欲しいときに使用する言葉です。

この言葉を使用することで、相手に注意を促すことができます。