「納得できない」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「納得できない」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「納得できない」について解説をします。

「納得できない」とは?意味

他人の考えや行動を十分に理解して承知するということが不可能であるという意味です。

「納得」には、他人の考えや行動を十分に理解して承知するという意味があります。

たとえば、同僚が職場でやる気がなさそうにしていたとします。

なぜなのか理由を聞いたところ、寝不足で眠いのだといいます。

眠いからやる気がないのだと十分に理解したとします。

それを納得といいます。

「できない」は不可能を表します。

それをする能力や可能性があるという意味の「できる」を否定した語です。

「納得できない」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

提案されたものや、行われたことなどに対して、承知できないときに使用をする言葉です。

丁寧な言葉ではないので、目上の者には使わないことが望ましいです。

目上の者に承知できないことを伝えるなら、「納得できません」「承知しかねます」など丁寧な言葉にします。

食品の新製品の開発のことで説明をします。

開発部の人たちは、安さを追求したいという人と、おいしさを追求したいという人にわかれています。

安さとおいしさを両立させたいところですが難しいです。

いろいろ話し合った結果、おいしさは二の次で安さを追求した製品を作ることになりました。

おいしさを追及した製品を作りたい人は、「お客様はおいしさを求めているはず」と考えているので、安さを追求するという考えを理解できず、承知できません。

この人たちの心の中にある気持ちが「納得できない」です。

安さを追求する人たちが自分と同等の立場であれば、この言葉を使用することができます。

しかし、外部の人であったり、目上の者であったりするなら、この言葉は控えることが望ましいです。

直接この事柄と関係ない同僚や部下などにこの言葉を使うことはあります。


「納得できない」を使った例文

・『その提案には納得できない』
・『方針がころころと変わって納得できない』
・『あなたの考えに納得できない』

「納得できない」の返答や返信例

社内で意見がわかれると職場の雰囲気が悪くなってしまいます。

お互い協力することが難しくなり、仕事の進行に影響が出る場合もあります。

相手からこの言葉を言われたなら、お互いが納得できるものを探し出す努力をしてみるとよいでしょう。

どうしてもこちらの考えなどを通したい場合は、なぜそうなのかを丁寧に説明をすると、納得してもらえる可能性があります。

相手を非難するような発言をすると対立が深まってしまいます。

まとめ

理解して承知することが不可能なことを表す言葉です。

丁寧な言葉ではないので目上の人には使用せず、心の中にしまっておいたり、同僚や下の者に対して使用したりします。