この記事では、「お待ちくださいますようお願い申し上げます」の意味を分かりやすく説明していきます。
「お待ちくださいますようお願い申し上げます」とは?意味
「お待ちくださいますようお願い申し上げます」は、「相手に対して待って欲しいとお願いする時の丁寧な表現」という意味です。
今何らかのものごとが進行していて、結果が出るまでしばらく時間がかかる時に使われます。
待つ度合いは、一般的に目の前で言われる場合には「数分程度」、メールで伝えられる場合には「1日~1週間程度」と幅があります。
「ますよう」を使うことで、「お待ちください」という命令語の尊敬語表現を和らげています。
文法的に間違いはなく、目上の人や顧客に使える表現です。
「お待ちくださいますようお願い申し上げます」の成り立ち
「お待ちくださいますようお願い申し上げます」は「お待ち+ください+ます+よう+お願い+申し上げます」で成り立っています。
「お」は相手の動作や状態を敬う接頭辞、「待ち」は動詞「待つ」の連用形で、「あることを期待して時を過ごすこと」という意味、「ください」は動詞「くれ」の尊敬語、「ます」は丁寧語、「よう」は希望・願望の意味、「お」は自分の動作をへりくだる接頭辞、「願い」は動詞「願う」の連用形で「実現して欲しいと思うこと」という意味で、「申し上げます」は「言う」の謙譲語「申す」をより丁寧にした言葉です。
尊敬語と謙譲語、丁寧語が含まれていますので、目上の人や取引先に使えます。
「お待ちくださいますようお願い申し上げます」の言葉の使い方や使われ方
「お待ちくださいますようお願い申し上げます」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
『只今調べておりますので、もう少しお待ちくださいますようお願い申し上げます』
相手からの問い合わせに対して調査中で、もうすぐ結果が分かりそうな時に使われまます。
『商品到着までもうしばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます』
フリマサイトや通販サイトで、商品の発送通知として使われます。
この場合は1日~1週間くらいかかることもあります。
「お待ちくださいますようお願い申し上げます」の類語や言いかえ
「お待ちくださいますようお願い申し上げます」の類語や言いかえは以下の通りです。
「お待ちいただきますようお願い申し上げます」
「お待ちくださいますよう」が「待ってくれるよう」に対し、「お待ちいただきますよう」は「待ってもらうよう」という意味です。
「お時間を頂戴したくお願い申し上げます」
「時間を頂戴する」として、より相手を敬う表現にしています。
まとめ
今回は「お待ちくださいますようお願い申し上げます」について紹介しました。
「お待ちくださいますようお願い申し上げます」は、「相手に待ってもらいたいとお願いする時の丁寧な表現」と覚えておきましょう。