「気持ちを共有する」とは?
使い方や言い換えなど、ビジネスでも使える言葉を分かりやすく解説していきます。
「気持ちを共有する」とは?
「気持ち」は何かに接した際に抱く心の中の感情を示す言葉です。
「気持ちよい」や「気持ち悪い」のようにシンプルに使用することもできますし、今回の例のように「気持ちを~」と名詞として使用することもできます。
また、「共有する」は、所有権を共同で保有することを意味します。
ビジネスで使用する場合は、「情報を共有する」や「資料を共有する」などの使い方が多いと言えます。
しかし、「視点を共有する」や「思いを共有する」などのようにも使用できる言葉なのです。
ここでは「気持ちを共有する」と表現しているため、何かしらの感情を共同で保有するように仕向けることを意味していると言えます。
「気持ちを共有する」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「気持ちを共有する」のビジネスでの使い方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたのチームでトラブルが発生したとします。
そのトラブルは、一人のメンバーのミスで発生しました。
しかし、チームリーダーのあなたとしては、一人の責任とするのではなく、チームの問題として対処するべきだと考えていました。
このような場合には、チームメンバーを集めて「私の気持ちを共有することにしました」と述べるとよいでしょう。
これにより、自分が考えていることを、チームの皆にも伝えたいと伝達できるのです。
この言葉を使用する場合には、語尾の扱いに注意しましょう。
「共有することにした」や「共有するべきだが」など、「する」の後ろをどうするかで、文章の使い方が変わってくるのです。
文脈や表したい状況に応じて、柔軟い使いこなす必要があるのです。
「気持ちを共有する」を使った例文
「気持ちを共有する」を使った例文を挙げます。
「気持ち」が感情を示すこと、「共有」が共同保有を示すことを理解すれば、文中で上手につかえることでしょう。
・『みなさんに気持ちを共有する時がきました』
・『今こそ気持ちを共有するべきだと考えます』
・『私の気持ちを共有するのは難しいですが』
「気持ちを共有する」の類語や言いかえ
「気持ちを共有する」の類語や言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「気持ちをシェアする」
「気持ちを共有する」の類語には「気持ちをシェアする」があります。
「共有」と「シェア」は同じ意味ですが、最近ではシェアを使うほうを好む傾向があります。
また、「シェアを使用したほうが、少しカジュアルな印象になる効果があるとも言えます。
「気持ちを分かち合う」
また、「気持ちを分かち合う」も「気持ちを共有する」の類語と言えます。
こちらは、「共有」が事務的な印象なのに対して、人間味のある印象を与える効果がある言葉と言えるでしょう。
まとめ
このように「気持ちを共有する」は、相手に自分の考えを伝えたい場合の表現として使用できるものです。
ビジネスでも使用できるフレーズなので、会話や文章に上手に取り入れることをおすすめします。