「ご尊顔を拝しまして恐悦至極に存じます」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ご尊顔を拝しまして恐悦至極に存じます」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「ご尊顔を拝しまして恐悦至極に存じます」という言葉について説明していきます。

「ご尊顔を拝しまして恐悦至極に存じます」とは?

「顔を見られて嬉しいです」という意味合いを非常に丁寧にした言葉です。

非常に丁寧な言葉であるため、使用シーンが難しいことも確かで、例えば、海外からの来賓というニュースでもこの言葉を聞くことはそう多くないと言えるでしょう。

アイドルのファンレターなどに書く言葉とは言い難いと言えます。

強いてあげると提携関係にある上で地理的に離れている他社同士の上層部が実際に会ったときなどは使うことはできます。

仏像などに対して使うという例もあります。

「ご尊顔を拝しまして恐悦至極に存じます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

ビジネスの場でも相当へりくだった言い方になるため使うシーンが少なく、同僚、上司において使うということはほぼありません。

会ったことはないものの長い間世話になっているという関係の人に会社を代表してということはありえます。

かなり上層部の社員で使う言葉と言えます。

他社間であっても「お会いできて嬉しいです」などの言葉で済むことが多くなっています。

接客に関しても使うシーンはほぼないと言えますが、店からの挨拶として使うということはわずかに見られ、この場合ホームページなどで表記されます。

一人ひとりに声をかけるというよりは今まで来てくれたすべての客に感謝するというニュアンスが強いと言えるでしょう。


「ご尊顔を拝しまして恐悦至極に存じます」を使った例文

・『(時候の挨拶)長い間ご支援いただき誠にありがとうございます(前回会ったという状況の振り返り)ご尊顔を拝しまして恐悦至極に存じます』
非常にお世話になっている人へのお礼というケースの使い方です。

実際にはかなり長い挨拶文になり、この後にも世話になっていることへの感謝などが綴られるでしょう。

・『お子様のご尊顔を拝しまして恐悦至極に存じます』
非常にお世話になっている人の子供に初めて会ったというケースのお礼です。

手紙かメールでの使用となるでしょう。

・『皆様のご尊顔を拝しまして恐悦至極に存じます』
個人経営の店で時折ブログなどで使われる来客の感謝の伝え方です。

「ご尊顔を拝しまして恐悦至極に存じます」の類語や敬語での言いかえ

「お会いできて嬉しいです」「お顔を見られて嬉しく思います」などが類語です。

「ご尊顔を拝しまして恐悦至極に存じます」の類似表現

「会えて嬉しい」という意図が入っていれば類語ですが丁寧さのバランスが難しいといえます。

「ご尊顔を拝しまして恐悦至極に存じます」の敬語表現

ご尊顔を拝しまして恐悦至極に存じますの時点で最も丁寧と言えます。

「ご尊顔を拝しまして恐悦至極に存じます」の返答や返信例

こちらも嬉しいという意図を伝えるのが基本と言えます。

まとめ

ご尊顔を拝しまして恐悦至極に存じますという言葉は会えて嬉しいという意図を持ちますが、非常に丁寧なため使い所が難しい言葉です。

手紙かメールでの使用が多くなるでしょう。