「この場を借りてお詫び申し上げます」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「この場を借りてお詫び申し上げます」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「この場を借りてお詫び申し上げます」という言葉について説明していきます。

「この場を借りてお詫び申し上げます」とは?

記者会見場など他者の所有する場所を借りてお詫びするという意味です。

ただし社内での不祥事などでは朝礼やお詫びのための集会を設けることがあり、この場合も他者の場所または時間を借りてお詫びするという範囲になります。

鉄道の遅延をお詫びする張り紙などでは自社スペース内で掲示されることが多く「この場を借りてお詫び申し上げます」とは書きません。

同じように自社ホームページにおいてお詫びするというケースも「この場を借りてお詫び申し上げます」とは言わず「お詫び申し上げます」とします。

「この場を借りてお詫び申し上げます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

ビジネスにおいて、他社間の不祥事においては特に「この場を借りてお詫び申し上げます」という言葉が使われるケースがありますが、発生件数自体はそ多くないでしょう。

自社内ではかなり大きな不祥事、お詫びの機会を設けるタイプの不祥事に対して使われます。

接客では直接使うことはまずなく、メーカーの不祥事をお詫びする張り紙などではプレスリリースかメールであるため「この場を借りて」と表記されることが少なくなっています。


「この場を借りてお詫び申し上げます」を使った例文

・『当社上層部が大きな不祥事を起こしたことをこの場を借りてお詫び申し上げます』
この場合社内で特別に時間を使ってお詫びするという例文と言えます。

社内報のスペースを借りてということもあります。

・『昨晩発生した火災についてこの場を借りてお詫び申し上げます』
記者会見場を使用してのお詫びのケースです。

・『報道された件についてこの場を借りてお詫び申し上げます』
スキャンダル関係のお詫びで、こちらも記者会見場を使用してのケースです。

「この場を借りてお詫び申し上げます」の類語や敬語での言いかえ

「この場をお借りしてお詫び申し上げます」というより丁寧にした言葉はあります。

「この場にてお詫び致します」ではやや丁寧さが薄れますが類語とはいえます。

「この場を借りてお詫び申し上げます」の類似表現

「この場を借りて」「お詫び申し上げます」の意図が入れば類語なのですが、「ここでお詫び申し上げます」では場所に対して丁寧さが薄れるといえます。

「この場を借りてお詫び申し上げます」の敬語表現

「この場をお借りしてお詫び申し上げます」とすることができます。

「この場を借りてお詫び申し上げます」の返答や返信例

シチュエーション的に返答することはまずなくお詫びした人に個人的に付き合いがある場合、お詫びに対しての話を返すということはあります。

まとめ

この場を借りてお詫び申し上げますという言葉は記者会見場などでのお詫びまたは相手の時間を使ってのお詫びで使われる言葉です。

会社や組織などで使う言葉と言えます。