みなさんは、ビジネスシーンで「また飲みに行きましょう」という言葉を使ったことはありますか?
今回は、この言葉の意味、使い方と注意点、例文や返答例について詳しく解説していきます。
「また飲みに行きましょう」とは?意味
ビジネスシーンで「また飲みに行きましょう」を使う場面と言えば、仕事終わりの「飲み会」です。
しかも、お互いにお酒が入ってほろ酔いの状態。
仕事半分愚痴半分で打ち解け合えた別れ際、出てきた言葉が「また飲みに行きましょう」です。
「また飲みに行きましょう」のビジネスでの使い方や注意点
世間一般の「飲みに行きましょう」は、社交辞令的な挨拶として使われ、その内およそ9割が「飲みに行かない」と言われています。
しかし、このケースでは、「また」が使われていますので、すでに飲み会が行われた後での場面です。
となると、次も「飲みに行く」可能性は、わずかですが高くなると言えます。
とは言え、やはりビジネスシーンでの挨拶ですから、「また飲みに行きましょう」も社交辞令である可能性が残ります。
「一度はお付き合いしますけど、二度目はさすがに」という本音も見え隠れしそうです。
取引相手からのお誘いであれば、ある程度のお付き合いも大切ですが、先輩や上司からのお誘いで、自慢話とお説教のオンパレードともなれば話は別。
何かしらの理由を付けて、「また今度」と上手く切り抜けるテクニックも必要です。
「また飲みに行きましょう」を使った例文や言い回し
・『本日はありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。またぜひ飲みにいきましょう』
・『今日は貴重なお話を聞けて嬉しかったです。また飲みに行きましょう』
・『この度は本当にお世話になりました。またぜひご一緒しましょう』
仕事の相談、意見交換、打ち上げ、景気づけ、反省会など、ビジネスシーンでは交流や親睦を深めるための時間は、「飲み会」と称され大切にされています。
強制的な「飲み会」は迷惑という風潮がありますが、時間と目的が定められた場であれば、参加しやすくなります。
「また飲みに行きましょう」の返答例
本心から「また行こう」という気持ちがあれば、「またぜひお願いします」と答えれば、その気持ちは相手に伝わります。
今回はお付き合いのつもりだったのであれば、「では、またの機会にお願いします」と投げかければ、そのような空気を読んで社交辞令ということになります。
「飲みに行きましょう」の類いの言葉には、そういった大人のマナーがあるものです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「また飲みに行きましょう」は、次回の「飲み会」へのお誘いを兼ねた“社交辞令”でもあります。
また、過度な敬語表現でのやり取りは「よそよそしさ」を助長するため、適度なカジュアルさは失礼にあたらないケースもあります。
もちろん、そこには“マナー”があります。
相手の立場に立って、お互いに美味しいお酒が飲めるように心がけたいものです。