この記事では、「ご機嫌麗しゅうございますか」の意味を分かりやすく説明していきます。
「ご機嫌麗しゅうございますか」とは?意味
「ご機嫌麗しゅうございますか」は、「人に会った時に元気にしていましたかと挨拶する時の丁寧な表現」という意味です。
人に出会った時や、手紙の冒頭文などで、挨拶の言葉として使われます。
「ご機嫌」は本来「気分のよしあし」を表す言葉ですが、挨拶言葉の場合は「元気かどうか」という意味になります。
相手がまずまず元気そうにしている「気持ちよく過ごしている様で何よりです」と気遣う気持ちを伝えます。
元々上級階級の人が使う非常に丁寧な表現で、目上の人や社外の人に使えますが、そこだけ切り取った様に使うと嫌味に解釈されることもありますので、全体的に丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
「ご機嫌麗しゅうございますか」の成り立ち
「ご機嫌麗しゅうございますか」は「ご機嫌+麗しゅう+ございますか」で成り立っています。
「ご」は相手の動作や状態を敬う接頭辞、「機嫌」は「快・不快の感情」から転じて「気分や体調のよしあし」という意味、「麗しゅう」は形容詞「麗しい」の連用形「麗しく」が柔らかく音変化した言葉で「気分が晴れやかである様子」という意味、「ございますか」は「ある」の尊敬語用法に丁寧語「ます」、確認の終助詞「か」が付いた連語です。
尊敬語と丁寧語が含まれていますので、目上の人や取引先の人に使えます。
「ご機嫌麗しゅうございますか」の言葉の使い方や使われ方
「ご機嫌麗しゅうございますか」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
『皆様お久しぶりです。ご機嫌麗しゅうございますか』
ライフスタイルが変化して職場や組織を離れた人から久しぶりに連絡が来た時の、挨拶文として使われます。
『皆様ご機嫌麗しゅうございますか、本日はお忙しい中お集りいただきありがとうございます』
講演会やトークライブなどで、進行役や講演者が聞き手に対し挨拶する時に使われます。
「ご機嫌麗しゅうございますか」の類語や言いかえ
「ご機嫌麗しゅうございますか」の類語や言いかえは以下の通りです。
「お元気でお過ごしでしたか」
非常にストレートな表現で、嫌味がなく言いたいことが伝わります。
「ご機嫌いかがでしょうか」
「いかが」は「状態・意見などについてたずねる様子」という意味で、シンプルながら相手を気遣う表現です。
まとめ
今回は「ご機嫌麗しゅうございますか」について紹介しました。
「ご機嫌麗しゅうございますか」は、「人に会った時に元気でいたかどうかを気遣う挨拶の丁寧な表現」と覚えておきましょう。