この記事では、「ご一緒下さい」の意味を分かりやすく説明していきます。
「ご一緒下さい」とは?意味
「ご一緒下さい」の意味は以下の通りです。
1つ目は、「一緒にある場所まで来てくださいとお誘いする丁寧な表現」という意味で、自分が目的とするところまで相手も同行して欲しい時に使われます。
2つ目は「一緒にある行動をしてくださいとお願いする丁寧な表現」という意味で、食事やダンス、歌などの動作を自分と同時にして欲しい時に使われます。
「ご・お~ください」はセットで謙譲語とされ、「ご一緒ください」は文法的に間違ってはいません。
言葉が短いので物足りなく思い「ご一緒くださいますでしょうか」と言う人もいますが、「ますでしょうか」は「ます」と「です」の二重敬語になります。
ただし、目上の人や取引先の人などにお誘いやお願いする場合には、相手の事情にも配慮して「ご一緒いただけますか」とおうかがいする表現に言い換えた方が良いでしょう。
「ご一緒いただけますか」の成り立ち
「ご一緒いただけますか」は「ご一緒+いただけ+ますか」で成り立っています。
「ご」は相手の動作や状態を敬う接頭辞、「一緒」は「ともに同じことをすること」、または「連れ立つ」「ともに行く」を、同行する相手を敬っていう語という意味、「いただけ」は動詞「もらう」の謙譲語「いただく」の連用形、「ます」は丁寧語、「か」は確認の意味の終助詞です。
謙譲語と丁寧語が含まれていますので、目上の人にも使えます。
「ご一緒いただけますか」の言葉の使い方や使われ方
「ご一緒いただけますか」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
『コンサートにご一緒いただけますか』
相手と自分で音楽の趣味が同じで、コンサートにお誘いする時に使われます。
相手のことをよく知っていることが前提です。
『デュエット曲をご一緒いただけますか』
カラオケで、デュオの楽曲を一緒に歌って欲しいとお願いする時に使われます。
こちらも相手が目上の人や女性の場合、好みや歌唱力をよく知っていることが前提です。
「ご一緒いただけますか」の類語や言いかえ
「ご一緒いただけますか」の類語や言いかえは以下の通りです。
「ご一緒願えますか」
「願う」は「して欲しいことを人に頼む」という意味で、「ください」よりも丁寧な表現です。
「ご一緒にいかがですか」
相手を誘う場合は、「いかがですか」を使った方が、よりおすすめする気持ちが伝わます。
まとめ
今回は「ご一緒いただけますか」について紹介しました。
「ご一緒いただけますか」は「一緒に来て欲しいと誘ったり、何かして欲しいとお願いする時の丁寧な表現」と覚えておきましょう。