この記事では、「お見苦しいところをお見せしてすみません」の意味を分かりやすく説明していきます。
「お見苦しいところをお見せしてすみません」とは?意味
「お見苦しいところをお見せしてすみません」は、「相手に見られて恥ずかしい場面を見せてしまったことにお詫びする時の丁寧な表現」という意味です。
準備してきたはずの書類が見つからずにあたふたする姿や、上司と意見が食い違いその場で論争する場面や、会議や商談中に感情的になり取り乱した姿を見せるなど、相手からの信用を損ねる様な場面を見られてしまった時に使われます。
また、形式的にわざと自分をへりくだる意味で、そこそこに上手なカラオケを歌った時や、パーティーなどで礼装した時などにも使われることもあります。
礼節を重んじる日本人らしい表現ですが、「すみません」が口語調で、目上の人でも「親しい関係にある人に使われる言葉です。
よりかしこまった場面で使う場合は「お見苦しいところをお見せして申し訳ございません」と言い換えましょう。
「お見苦しいところをお見せして申し訳ございません」の成り立ち
「お見苦しいところをお見せして申し訳ございません」は「お見苦しいところ+を+お見せ+して+申し訳ございません」で成り立っています。
「お」は自分の動作をへりくだる接頭辞、「見苦しいところ」は「恥ずかしい場目」「みっともない場面」「面目ない場面」という意味、「を」は助詞、「お」は謙遜の接頭辞「見せ」は動詞「見せる」の連用形、「して」は動詞「する」の連用形に助詞「て」が付いた連語、「申し訳ございません」は「済まない」の丁寧語です。
謙譲語と丁寧語が含まれていますので、目上の人や取引先の人に使えます。
「お見苦しいところをお見せして申し訳ございません」の言葉の使い方や使われ方
「お見苦しいところをお見せして申し訳ございません」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
『先ほどはお見苦しいところをお見せして申し訳ございません』
予定時間前に相手が到着しまい、雑談する場面や言い争う場面などを見られてしまった時に使われます。
『とんだお見苦しいところをお見せして申し訳ございません』
相手と会っている時にミスや失敗をして、慌てる様子などを見られた時に使われます。
「お見苦しいところをお見せして申し訳ございません」の類語や言いかえ
「お見苦しいところをお見せして申し訳ございません」の類語や言いかえは以下の通りです。
「お恥ずかしいところをお見せして申し訳ございません」
「見苦しい」よりもよりはっきりと「恥ずかしい」と言うことで、より誠実さが伝わります。
「お恥ずかしい限りでございます」
自分の過失が失態を恥じて、相手にお詫びするニュアンスがあります。
まとめ
今回は「お見苦しいところをお見せして申し訳ございません」について紹介しました。
「お見苦しいところをお見せして申し訳ございません」は、「恥ずかしい所を見せてしまいお詫びする時の丁寧な表現」と覚えておきましょう。