「以上をもちまして」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「以上をもちまして」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「以上をもちまして」について解説をします。

「以上をもちまして」とは?意味

これでといった区切りを意味する言葉です。

「以上」には、それより前に述べたことという意味があります。

「もち」「以て」のことで、くぎりや限界を表す語です。

「これを以て」のような使い方をします。

「まし」「ます」のことで敬意を表す語です。

「以上をもちまして」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、会議やイベントなどが終わるときに用いられます。

会議という一つの区切り、イベントという一つの区切りが終わったということを示すために用いるものです。

この言葉の後には「終了いたします」など、終わりを告げる言葉が続きます。

何も言わなければ、いつ終わったのかはっきりしません。

それでは、会議などに参加した人たちは、いつ席を立ったらいいのかわからないでしょう。

こういった言葉を用いれば、いつ席を立てばよいのかがわかります。

「もちまして」という言い方がされることがありますが、「もち」「もって」と言うのが正しいです。

しかし、「もち」としたからといって失礼になるわけではありません。

「て」の後に続く言葉を丁寧にすれば、目上の人などに対して使用することができます。

大勢のいる前で述べられることが多く、そこには目上の人もいれば、自分よりも下の立場の人もいることでしょう。

この言葉は敬意を表す語を使用しているわけではなく、また聞き手の立場に関係なく大勢の前で使用するものなので、下の立場のものに対して用いても不自然ではないです。

同じことを伝えるにしても、丁寧に述べるのか、友達に話すように述べるのかによって印象が変わります。

終わることを告げるにしても、「終了いたします」とするのか「終わりです」とするのかによって、印象が変わるのです。

この言葉の後には、速やかに退場するように促す言葉や、会議などに参加してくれたことへの感謝の言葉などが続くこともあります。


「以上をもちまして」を使った例文

・『以上をもちまして定例会議を終了いたします』

「以上をもちまして」の返答や返信例

大勢に対して述べられることが多く、返答する必要はありません。

「ご苦労様でした」「ありがとうございました」などを話し手が述べる場合があるので、その場合は「ご苦労様でした」などと返答してもよいでしょう。

会場などから退出するように促されたのなら、速やかに退退出をします。

まとめ

この言葉は、会議やイベントなどが一区切りついたこと、終わったことを告げるために用います。

目上の人にも立場が下の人に対しても用いることができるものです。

「て」の後に続く言葉の丁寧さに注意が必要です。