この記事では「ご同行ください」という言葉について説明していきます。
「ご同行ください」とは?
意味としては「付いてきてください」となり、乗り物であれば同じ乗り物に一緒に乗って移動することが基本になります。
物理的な移動という意味で、本を同じペースで読む、同じような動作で家具を組み立てるなどといった意味はありません。
基本的には口頭で使われる言葉ですが、文章で使うケースもあり、行程表、集合してからの予定などで使うことがあります。
「ご同行ください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
目上の人に「ご同行ください」と使うことが「ください」の部分でやや敬語の意図が薄いとされ、「ご同行いただければ幸いです」などとするのが良いとされます。
「ご同行願います」では逮捕をイメージされてしまうためやや使いにくくはあります。
社内での移動、他社の人に付き添っての異動など様々なケースで使用されます。
昨今では自動操作のロボットに同行というケースもないわけではありません。
接客においては移動を伴うケースで使われ、車のディーラーの室内から試乗車の駐車場、不動産屋の店舗から物件などの際、スーパーなど店舗内での案内にも使われます。
「ご同行ください」を使った例文
・『こちらまでご同行ください』
比較的近距離の動向を求めるケースで口頭で使うことが多くなります。
店の案内や会社内など幅広く使われます。
・『そこからは案内のものが向かいますのでご同行ください』
主にメールや手紙などでの使い方で、一旦駅などに行き、そこから会社などに案内してもらうという意味になります。
・『タクシーを呼びますのでご同行ください』
タクシーで同行というケースですが、「一緒にご乗車ください」というケースもあります。
「ご同行ください」の類語や敬語での言いかえ
「ご同行いただくようお願いいたします」「ご同行のほどお願い申し上げます」「付いてきてください」等が挙げられます。
付いてきてくださいはやや丁寧さが薄れます。
「ご同行ください」の類似表現
「ご同行願います」も類語ではありますが、警察が使うイメージか強いともいえます。
「ご同行ください」の敬語表現
「ご同行くださるようお願いいたします」「ご同行いただくようお願いいたします」などが挙げられます。
「ご同行ください」の返答や返信例
特に口頭の場合、わかりました、お願いいたしますという意図を伝えて付いていくというのが基本と言えるでしょう。
まとめ
「ご同行ください」という言葉は「ご同行」と比べて「ください」が敬語の段階が低く、直接使えるシチュエーションが少なくはあります。
口頭でも文章でも使われる言葉です。