この記事では「ご都合のよろしい時に」について解説をします。
「ご都合のよろしい時に」とは?意味
やりくりすることや事情に問題がないときに、といった意味です。
「ご都合」は「都合」に「ご」をつけた言葉で、ある事柄をするときに影響を与える事情、やりくりすることという意味です。
「ご」は相手の行為や持ち物を表す語について、その人に対して尊敬の意を表すものになります。
「よろしい」は「よい」の丁寧語で、差し支えない、問題ないという意味です。
「時に」は時間の流れの中のある一点を指します。
「ご都合のよろしい時に」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、相手にとって具合がよいときにという意味で使用をします。
メールなどへの返事が欲しいとき、お客様に来店をして欲しいとき、手続きをして欲しいときなどに用いられます。
相手の都合のことで、話し手にとって都合がよいときではありません。
尊敬の意を表す語を使用しているので、目上の人、取引先の相手、お客様に対して述べても失礼ではありません。
自分よりも下の立場のものに対しては使用しません。
店で商品を注文したときのことで説明をします。
Aさんは欲しい商品があったのですが、店に置いていなかったため取り寄せをしてもらいました。
取り寄せには1週間ほどかかるそうです。
商品は店に届き、それをAさんが店まで受け取りにいきます。
しばらくしたら、商品が届いたと店から連絡がありました。
取りにくるのはいつでもよいということを伝える場合に、「ご都合がよろしい時にご来店ください」と店のものが述べます。
急ぎではないメールの返信をお願いするときにも用います。
返信のお願いの際にこの言葉を用いると、いつ返信がやってくるかはわかりません。
相手には相手の都合がありますが、話し手はいつが都合がよいときなのかわかりません。
そのため、なかなか都合がつかないと返信をもらえないのです。
急ぎのときには使用しないようにしましょう。
「ご都合のよろしい時に」を使った例文
・『ご都合がよろしい時に目を通していただけますか』
・『ご都合がよろしい時にお越ください』
「ご都合のよろしい時に」の返答や返信例
「時に」の後に続く言葉によって返答の内容が変わります。
何かをお願いされた場合には、可否などを伝えます。
ご来店についての場合は返答する必要はありません。
都合がよいときとはいっていますが、この言葉が述べられてからあまりにも時間が空かないようにするのが望ましいです。
まとめ
この言葉は、事情がよいときにという意味で使用をします。
相手にとっての具合がよいときを考えた、相手を気遣う言葉といえるでしょう。