「取り組んでまいります」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「取り組んでまいります」とは?
はじめに「取り組んでまいります」の意味を解説していきます。
「取り組む」は、「物事にあたること」を意味する言葉です。
また、「まいる」は「いく」をへりくだって表現したものです。
これは、物理的な移動の「行く」を示すこともあります。
しかしここでは、将来に向かった継続動作を表現した「取り組んでいく」の意味で「まいる」が使用されているのです。
「取り組んでまいります」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「取り組んでまいります」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたの会社で資格取得が奨励されていたとします。
そして、部長からは資格試験に挑戦するようにとの指示がありました。
このような場合には、「それでは試験勉強に取り組んでまいります」と返答するとよいでしょう。
ここでは「取り組みます」と表現しても大きな違いはないと言えます。
しかし、「取り組んでまいります」とすることで、試験勉強が継続した動作であるとの印象を強められるのです。
この言葉を使用する場合は、変換にあります。
文章で使用する場合に「まいります」とすれば柔らかい印象になります。
また、「参ります」とすれば堅くフォーマルな印象になるのです。
どちらも正しい使い方ですが、自分が相手に与えたい印象によって、使い分ける必要があるのです。
「取り組んでまいります」を使った例文
ここでは「取り組んでまいります」を使った例文を挙げていきます。
「取り組んでまいる」が継続動作を意味することに、注意して使用するとよいでしょう。
・『試験勉強に取り組んでまいります』
・『新規顧客の開拓に取り組んでまいります』
・『新製品開発のための研究に取り組んでまいります』
「取り組んでまいります」の類語や敬語での言いかえ
それでは「取り組んでまいります」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「取り組んでまいります」の類似表現
まず「取り組んでまいります」の類似表現について解説します。
「取り組んでまいります」は「取り組んでいきます」と言い換えられます。
これは、謙譲表現を外したカジュアルな丁寧語で言い換えたものと言えます。
「取り組んでまいります」の敬語表現
つぎに「取り組んでまいります」を敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
たとえば「取り組んでいく所存でございます」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「取り組んでまいります」は、継続動作であることを表現した言葉です。
時間のかかる対応に取り組む場合などに使用できるので、覚えておくことをおすすめします。