「見させていただく」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「見させていただく」とは?
はじめに「見させていただく」の意味を解説していきます。
「見させて」は「見せて」と同じ意味と言えます。
これは「さ入れ言葉」と言われますが、誤用か否かは賛否両論があります。
誤用と考える場合は、「見せて」と「見させて」に意味の違いが無いため、「さ」が不要であるとのスタンスです。
しかし、正用と考える場合は、「させて」は相手の許可のもとで行うことを表現するため、「見せて」とニュアンスが異なるとのスタンです。
また、「いただく」は「もらう」をへりくだって表現したものです。
結論としては、「見せいただく」と「見させていだく」に意味の違いはないので、確実に正用である「見せいただく」を使用するべきだと言えるでしょう。
「見させていただく」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「見させていただく」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが取引先を訪問していたとします。
相手の会社では、新製品を販売開始していました。
あなたは以前から興味を持っていましたが、ちょうどパンフレットを見かけたのです。
このような場合には、「こちらのパンフレットを、見させていただくことは可能ですか」と尋ねるとよいでしょう。
この言葉を使う場合の注意点は、語尾にあります。
「させていただく」は、使わないほうがよい語尾の一つです。
そのため「見せていただく」に言い換えて使用することをおすすめします。
「見させていただく」を使った例文
ここでは「見させていただく」を使った例文を挙げていきます。
例文のように、単独でも使用できますし、先に何か言葉を加えて使用することも可能です。
・『品物を見させていただく』
・『今日は品物を見させていただく』
・『今日は現場で品物を見させていただく』
「見させていただく」の類語や敬語での言いかえ
それでは「見させていただく」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「見させていただく」の類似表現
まず「見させていただく」の類似表現について解説します。
「見させていただく」は「見せていただく」と言い換えられます。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「見させていただく」の敬語表現
つぎに「見させていただく」を別な敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
たとえば「見せてくださる」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「見させていただく」は、相手に何かを見せてもらう場合に使用できるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、覚えておくとよいでしょう。
