「お願いすることができないでしょうか」とは?
ビジネスでの使い方、敬語での言い換えについて、分かりやすく解説していきます。
「お願いすることができないでしょうか」とは?
この表現は、非常に冗長なものだと言えます。
一般的に「することができる」は冗長表現の可能性が高い言葉です。
たとえば「すること」を除去して「お願いできないでしょうか」としても意味が同じなのです。
また、「できないでしょうか」は否定の疑問文です。
これは誤りではありません。
しかし、肯定の疑問文に置き換え、語尾を短くすると、さらに端的にできます。
つまり、「お願いできますか」に言い換えても、さほど意味は変わらないのです。
「お願いすることができないでしょうか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「お願いすることができないでしょうか」のビジネスにおける使い方について解説します。
たとえばあなたが、取引先に契約書の郵送をお依頼しようとしていたとします。
このような場合に「郵送をお願いすることができないでしょうか」と書くこともできます。
しかし、「郵送をお願いできますか」と言い換えるとどうでしょう。
端的な文章になる上に、意味が大きく損なわれないのです。
この表現を使用する場合に注意したいのが、敬語は長くなりがちだという事です。
丁寧にしようとすればするほど、冗長な表現になります。
場合によっては、それが誤用につながることもあるのです。
そうならないように、敬語の程度と文章量のバランスを上手にとる必要があるのです。
「お願いすることができないでしょうか」を使った例文
ここでは「お願いすることができないでしょうか」を使った例文を挙げます。
なお、これは誤りとは言えませんが、冗長な表現です。
短縮した表現に言い換えることをおすすめします。
・『お願いすることができないでしょうか』
・『よろしければ、お願いすることができないでしょうか』
・『明日までに対応を、お願いすることができないでしょうか』
「お願いすることができないでしょうか」の類語や敬語での言いかえ
それでは「お願いすることができないでしょうか」を類語や敬語で言いかえるには、どうすればよいでしょうか。
「お願いすることができないでしょうか」の類似表現
まず「お願いすることができないでしょうか」の類似表現について解説します。
「することができない」は「できない」と言い換えられます。
これにより、冗長表現を短縮でるのです。
「お願いすることができないでしょうか」の敬語表現
つぎに「お願いすることができないでしょうか」を敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
たとえば「お願いしてもよろしいでしょうか」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「お願いすることができないでしょうか」は、ビジネスで使用するには冗長な表現と言えます。
過剰な表現を見直し、簡素に言い換えて使用することをおすすめします。
