この記事では「お尋ねください」について解説をします。
「お尋ねください」とは?意味
わからない事柄があったら訊いてくださいという意味です。
「お尋ね」は「尋ねる」に「お」をつけた言葉です。
尋ねるには、わからないことを人に訊く、どこにいったのかわからないものを探し求めるという意味があります。
「お」は尊敬の意を表す語です。
「ください」は「お~ください」の形で使用をして、相手に要求や懇願をする意になります。
この場合は、尋ねるという行為を相手に求めています。
「お尋ねください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、訊いてくださいという意味で用います。
何を訊くのかは、使用する場面によって異なります。
飲食店を訪れたときのことで説明をします。
この店に訪れるのは初めてです。
メニューを見るといろいろな名前が並んでおり、どれもおいしそうで食べてみたくなります。
どれも食べたいので、選ぶのに迷います。
そんなお客様を見た店員は「自分に訊いてくれればいいのに」と思いました。
その気持ちをお客様に伝えるときに「わからないことがあればお尋ねください」「迷ったらお尋ねください」などといいます。
今度は動物の健康のことで説明をします。
ペットの犬の体調がよくありません。
不安になり、動物病院に連れていきました。
動物病院では検査をして、説明をしてくれました。
しかし、説明が難しくて内容をよく理解できません。
そんな患者さんを見た看護師は、「わからないことがあったら訊いてくれればいいのに」と思いました。
その気持ちを伝えるときに「わからないことがあればスタッフにお尋ねください」などと述べます。
この言葉はお客様に対して使用することが多く、職場の上司にはほとんど使用しません。
目上の人に対して「わからないことを訊いて欲しい」というのは失礼です。
このような態度は上から目線のように受け取られる可能性があります。
「お尋ねください」を使った例文
・『何でもお尋ねください』
・『疑問点は市区町村の役所でお尋ねください』
「お尋ねください」の返答や返信例
わからないことを訊いて欲しいと求められているので、遠慮なく訊いてよいです。
訊いてよいと述べているので、こちらが質問をしても怒られることはないでしょう。
何かを訊くときには、尋ねたい内容をあらかじめまとめておくと、訊き忘れをすることがなく、スムーズに伝えることができます。
尋ねたことへの返答を忘れないようにメモを用意しておくとよいでしょう。
まとめ
この言葉は主にお客様に対して使用されるもので、何かを訊いて欲しいときに用います。
おすすめのメニュー、病気の可能性、検査方法、営業時間など、さまざまな事柄に使用できます。