「〇〇さんのおかげです」を解説していきます。
仕事でうまく使う方法を、学んでいきましょう。
「〇〇さんのおかげです」とは?意味
「〇〇さんのおかげです」とは、仕事がうまくいったことを感謝するフレーズです。
相手の手助けの甲斐があって、いい結果がもたらされた場合に使います。
「あなたのお引き立てがあったため大成功しました」というニュアンスです。
例えば社内で重要な仕事を任され、部長から「よくやったね、ありがとう」と労われたとします。
こんな場合に「いいえ、それほどでもありません」と全否定すると、かわいげのない部下に見えることもあります。
言葉をかえて「ありがとうございます。
部長のおかげです」というと周りを立てながら、謙虚な気持ちを打ち出していく品のいい言葉にまとまります。
社交辞令とは言わないまでも、いい印象を与えられる言葉です。
「〇〇さんのおかげです」の上司や目上に使うときの注意点
「おかげです」の「お陰」とは、もともとは神様や仏様の力にお礼をする言葉です。
自分より大きな存在に守られていること、そうした力にサポートされて日常生活を無事に過ごせていることに感謝する意味があります。
そのため「〇〇さんのおかげです」は、上司や目上の方に使えます。
「周囲の手助けのおかげで、今の自分がある」という内容に聞こえるので、好感のもてる言い方になります。
ただ社内で用いる場合には、少々気を付けておきたいポイントもあります。
例えば「山田係長のおかげです」という発言を、同じチームのメンバーが聞いていたとします。
同じ仕事を同じように手伝っているのに、1人だけヨイショしてしまうと、やはり感じ悪く聞こえてしまうものです。
社内では些細なことがきっかけとなって、悪い噂が広がることもあります。
そのため「皆様のおかげです」や「おかげさまで成功しました」など、特定の人物に限定しないフレーズも臨機応変に使っていきましょう。
「〇〇さんのおかげです」を使った例文
・『社内の皆様のご協力のおかげです。ありがとうございます』
・『ここまでお店が続いてこられたのも、ひとえにお客様のおかげです』
・『今日を迎えられたのも、支えていただいたスタッフの皆様のおかげです』
「〇〇さんのおかげです」の返答や返信例
「〇〇さんのおかげです」という言葉をもらったら、どのような返信をすればいいのでしょうか。
「〇〇さんのおかげです」は「相手の感謝の気持ち」をあらわします。
少々気恥ずかしいかもしれませんが、嬉しい言葉は素直に受けとめていきましょう。
「ありがとうございます。
これからも宜しくお願いいたします」とシンプルに返して、相手とのいい関係をキープしていきましょう。
否定的な言葉を送らず、ありのままを受けとめることも社会人の心得です。
まとめ
「〇〇さんのおかげです」は支えてくれた人に対する「ありがとう」の意味をあらわします。
いい仕事ができた時に、お力添えをしてくれた人に感謝の心をおくる言い回しです。
いい言葉なのでしっかり胸に刻んで、仕事に活かしてみてください。