「協業」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「協業」とは?
はじめに「協業」の意味を解説していきます。
「協業」は「協力して仕事や業務を進めること」を意味する言葉です。
これは、本来の意味では協力しあって作業することを示していました。
しかし、ビジネスで使用される場合は、共同で事業を進めることを示して使用されることが多いと言えます。
最近ではアライアンスを組むと表現されることが多いですが、まだまだ「協業」という言葉が浸透している状況です。
「協業」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「協業」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたの会社で大規模な案件が開始したとします。
そして、その案件では、あるベンチャー企業の技術力が必要でした。
そのため、今回の案件ではそのベンチャー企業と協力関係のもとでプロジェクトを進める方針が決まっていたのです。
あなたは、そのことを社外のことに説明することになりました。
このような場合には、「今回のプロジェクトは、あるベンチャー企業と協業しております」と述べるとよいでしょう。
これにより、二つの会社が協力して業務に取り組むことを、端的に表現できるのです。
この言葉を使う場合の注意点は、協業の意味が広いことです。
たとえば、製品開発を共同で行う事も、なにかのセミナーを共同開催することも、広い意味では協業と呼べます。
しかし、この二つは「協業」で関わる密接さや依存関係の強さに大きな違いがあります。
しかし、ひとことで「協業」と総称できてしまうのです。
このことから、「協業」は範囲が広く、抽象的な言葉だと言えます。
また、その特性によるメリットもあれば、デメリットもあるのです。
「協業」を使った例文
ここでは「協業」を使った例文を挙げていきます。
共同で仕事に取り組むことを示して、広く使用できる言葉だと考えれば、様々な使い方ができるでしょう。
・『貴社と協業したいと考えています』
・『A社と協業することになりました』
・『協業できればと存じます』
「協業」の類語や敬語での言いかえ
それでは「協業」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「協業」の類似表現
まず「協業」の類似表現について解説します。
「協業」は「コラボ」と言い換えられます。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「協業」の敬語表現
「協業」を敬語表現で言い換えることはできません。
敬語表現したい場合は、語尾などで補う必要があります。
たとえば「協業したく存じます」などの表現方法があります。
まとめ
このように「協業」は、共同で仕事を進めることを示す言葉です。
ビジネスでも広い意味で使用される言葉ですので、覚えておくとよいでしょう。