この記事では、「お聞きくださってありがとうございます」の意味を分かりやすく説明していきます。
「お聞きくださってありがとうございます」とは?意味
「お聞きくださってありがとうございます」は、「目上の人が自分の説明や意見を聞いてくれたことに対しお礼を述べる丁寧な表現」という意味です。
相手が特定の個人の場合や、プレゼンなどで大勢いる場合のどちらでも使えます。
「お聞き」は「聞く」の尊敬語で間違いではありません。
「くださって」も「くださる」の連用形として使われていますので、正しい敬語です。
「お聞きくださってありがとうございます」の成り立ちや使われるシーン
「お聞きくださってありがとうございます」の成り立ちや使われるシーンは以下の通りです。
1つ目は、非常に偉い立場の人に直接意見を述べた時です。
2つ目は、プレゼンや講演会など、大勢の前でスピーチした時の締めの言葉です。
3つ目は、目上の人に一生懸命お願いごとをする時です。
「お聞きくださってありがとうございます」の成り立ち
「お聞きくださってありがとうございます」は「お聞き+くださって+ありがとう+ございます」で成り立っています。
「お」は相手の動作や状態を敬う接頭辞、「聞き」は動詞「聞く」の連用形で「人の意見・要求などを了承し受け入れる」という意味、「くださって」は動詞「くれる」の尊敬語「くださる」の連用形、「ありがとう」は「ありがたい」の連用形、「ございます」は「ある」の丁重語「ござる」を丁寧にした言葉です。
尊敬語と謙譲語、丁寧語が使われていますので、目上の人に使えます。
「お聞きくださってありがとうございます」が使われるシーン
「お聞きくださってありがとうございます」が使われるのは以下の様なシーンです。
「お聞きくださってありがとうございます」の言葉の使い方や使われ方
「お聞きくださってありがとうございます」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
『一個人の意見をお聞きくださってありがとうございます』
社長や政治家など非常に偉い立場の人に、直接自分の意見や主張を聞いてもらった時に使われます。
『最後までお聞きくださってありがとうございます』
プレゼンや講演会などでスピーチを終えた後の締めの言葉として使われる定番フレーズです。
「お聞きくださってありがとうございます」の類語や言いかえ
「お聞きくださってありがとうございます」の類語や言いかえは以下の通りです。
「お聞きくださいましてありがとうございます」
「くださって」は「くださりて」が促音化した言葉で、「くださいまして」にすることでより丁寧な表現になります。
まとめ
今回は「お聞きくださってありがとうございます」について紹介しました。
「お聞きくださってありがとうございます」は、「目上の人に意見や主張などを聞いてもらったことへの丁寧なお礼の表現」と覚えておきましょう。