「現金出納帳」というビジネス用語について「意味・使い方」を説明して、「例文・類語・英語」を紹介していきます。
「現金出納帳」とは?言葉の使い方や使われ方、使うときの注意点
「現金出納帳(げんきんすいとうちょう)」とは、「経理において毎日のお金のやり取り(増減)を記録して管理する帳簿」を意味しています。
経理・会計の業務において「現金出納帳」を作成して備え付ける意味として、「帳簿上に記載されている残高と実際に通帳に残っている現金残高が一致していることを確認するため」があります。
この二つの数字が一致することで、適正な会計業務が遂行されていることをチェックできるのです。
現代における「現金出納帳」は「手書きのノート(帳面・帳簿)」で作成されることが減っていて、「Excel(エクセル)・会計専用ソフト」を用いて作成するケースが増えています。
「現金出納帳」の「出納」という言葉は、「出すことと納めること」から転じて、「金銭・物品の出し入れ、収入と支出」といった意味合いを持っています。
「現金出納帳」を使った例文
・『現金出納帳は確定申告等において記帳が義務付けられているものではないので、各社・各人が会計チェックのために自発的に作成することが多くなります』
・『現金出納帳をシンプルにつけたいのであれば、いつどこに何円のお金を支払い、いつどこから何年のお金が入ったのかを毎日記録すれば良いのです』
・『現金出納帳を日々複数の担当者で確実につけることのメリットとして、横領背任のような不正を簡単にチェックできることがあります』
「現金出納帳」の類語での言いかえ
「現金出納帳」の類語での言いかえには、以下のようなものがあります。
・『会計帳簿』……会計業務のために日々記帳していく帳簿・ノートのことです。
確定申告の際に税務署に提出が法的に義務付けられている「貸借対照表・収支計算書」なども会計帳簿の一種になります。
現金出納帳も、会計・経理のために使われる会計帳簿として理解することができます。
・『家計簿』……家計の単位で、いくらの収入(給料)があって何にいくら支出(出費)したのかをつけていく帳簿・ノートのことです。
「家計簿」も「現金の動き・出入りを日々記録していく帳簿」であることから、「現金出納帳」とよく似た機能・目的を持つ帳簿として解釈することができるでしょう。
・『お小遣い帳』……子供が自分のお小遣いの収入と支出を簡単にチェックするための「お小遣い帳」も、「現金の動きを把握することができるノートの類」になります。
現時点の現金残高が分かる意味でも、「現金出納帳」と類似しているのです。
「現金出納帳」の英語表現
「現金出納帳」を英語で表現すると、“cash journal”や“cashbook(CB)”になります。
「現金出納帳」の英語を用いた例文として以下のような英文を挙げることができます。
“We managed money with a cashbook”
(当社は現金出納帳で現金を管理していました)
まとめ
「現金出納帳」の意味・使われ方・例文などを紹介しましたがいかがでしたか?「現金出納帳」というビジネス・企業経営で使用される言葉について詳しく調べてみたいと思ったときは、この記事の解説を参考にしてみてください。