「祈念いたします」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「祈念いたします」とは? ビジネス用語【一語】

この記事ではビジネスシーンでしばしば使われる言葉である「祈念いたします」について、その意味や使い方等を分かりやすく説明します。

「祈念いたします」とは?意味

「祈念いたします」における「祈念する」とは、「神仏に祈る」という意味で、一般的には「お祈りする」ことを指す言葉です。

「祈念する」「お祈りする」よりも硬い表現なので、そうした表現が適した厳粛な場面で使われる言葉です。

また「祈念いたします」の後半の「いたします」は、「する」の謙譲語の「いたす」と、語尾に付けて丁寧語表現とする「ます」から構成された言葉で、何かをすることを表現する際に、よく使われる謙譲語表現の言葉です。

従って、「祈念いたします」の意味は「お祈りする」ことの、丁寧な謙譲語表現だと言うことになります。

「祈念いたします」は先にも記した通り、硬い表現なので、厳粛な場面やあらたまった場面で使われるのが一般的で、例えば会社の記念日の式典や結婚式等のお祝いの場や、病気見舞いの場面や、入学や入社時の励まし等でしばしば使われています。

またビジネスの手紙やメールの文章の最後に、定型文的に付けて締めくくられることも少なくありません。

その場合、祈念する対象として は貴社・御社・貴殿などの言葉が使われ、祈念する内容としては、ご発展・ご活躍・ ご多幸・ ご健康などの言葉が使われます。

「祈念いたします」の上司や目上に使うときの注意点

「祈念いたします」は前項で記載した様に、謙譲語と丁寧語で構成された言葉であり、敬語表現です。

従って、もちろん目上の人にも問題なく使えます。

ただし、この言葉は硬い表現であり、日常的に付き合いの深い自分の直属の上司などに、一対一で面と向かって使われることは、ほとんどないと言えるでしょう。

また、この「祈念」と同じ読みの言葉に「記念」があり、何かの式典等の挨拶で、この「祈念」を使う場合には、頭の「き」に強めのアクセントを置いて、「記念」と聞き間違われないようにすることも大切です。


「祈念いたします」を使った例文

・『創業30年周年記念、誠におめでとうございます。今後の益々のご発展を祈念いたします』
・『○○大学に入学され、本当におめでとうございます。今後の貴君の成長と活躍を祈念いたします』
・『先生が急な病気で入院されたと聞き、部員一同驚いています。先生の一日もお早い回復を祈念いたします』

「祈念いたします」の返答や返信例

「祈念いたします」は、お祝いの場面や、病気見舞いの場面や、入学や入社時の励まし等で使われることが多い言葉であり、その言葉を言われたシチュエーションに応じて、「祈念」してくれたことに対する感謝の気持ちと、それに応えるべく頑張る意思等の言葉を返すのが良いと言えます。

まとめ

「祈念いたします」の意味は「お祈りする」ことの丁寧な謙譲語表現、すなわち敬語表現です。

この言葉は硬い表現なので、厳粛な場面で使われることが多い言葉と言えます。