この記事では「ご来社いただきありがとうございました」について解説をします。
「ご来社いただきありがとうございました」とは?意味
自分の会社に来てくれたことへのお礼の言葉です。
「ご来社」は「来社」をその行為をする人へ尊敬の意を示す表現にしたものです。
「ご」を他人の行為を表す語につけて、その行為をする人へ尊敬の意を表しています。
「来社」は他から会社に人が訪ねてくることです。
「いただき」は「もらう」の謙譲語です。
「ありがとうございました」は感謝を表しています。
「ございました」は「ございます」と「た」を組み合わせています。
「ございます」は「ある」の意の丁寧語、「た」はその行為が過去に行われた意を表す語です。
「ご来社いただきありがとうございました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、話し手の会社に人が訪れてくれたときに使用をします。
「た」と過去を表す言葉を使っているので、来てくれてすぐに伝えるのではなく、相手が帰るときや帰った後に伝えます。
来てすぐに述べるときは、「ました」ではなく「ます」とします。
人が訪れてくれたときには、お礼を述べるとよいでしょう。
わざわざ時間を作って、労力を使って来てくれています。
自分が訪ねるのではなく、相手の方から来てくれたので、お礼を述べるのです。
自分側の事情で来てもらう場合も、相手の事情で会社を訪れる場合も、お礼を述べることが望ましいです。
訪れた人のお見送りは、エレベーターで、あるいは会社の玄関で行います。
その際にこの言葉を伝えます。
「ご来社いただきありがとうございました」を使った例文
・『本日はお忙しい中、ご来社いただきありがとうございました』
「ご来社いただきありがとうございました」の返答や返信例
別れるときにこの言葉を伝えられるはずなので、別れのあいさつを述べます。
会社を訪れて対応をしてくれたので、そのことへのお礼を述べるのもよいでしょう。
また近いうちに訪問する予定があるなら、また訪れるということを伝えておきます。
あいさつもなく帰るのは失礼です。
相手の方を見て、別れのあいさつを述べるようにしましょう。
最後のことは印象に残りやすいので、別れの際にどのような態度をとるのかは相手に与える印象に影響します。
まとめ
この言葉は、会社に来てくれた人に対して述べるものです。
過去を表す「た」を使っているので、別れるときに伝えます。
最後まで丁寧な対応を心がけましょう。