「真摯に受け止め」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「真摯に受け止め」とは?
はじめに「真摯に受け止め」の意味を解説していきます。
「真摯に受け止め」は「真剣に、真面目で熱心に受け止める」との意味で使用されます。
この言葉をビジネスで使用するのは、何かの謝罪の場面が多い事でしょう。
物事に対する取り組みの姿勢を「真剣に、真面目」にと自分で表現するのには意味がありませう。
よく使われる場合は、言葉に隠れて「これからは」の意味があるのです。
何かの過失があり、それに対する反省を示しつつ、今後の姿勢を述べるために「真摯に受け止め」という言葉を使用する機会が多いのです。
「真摯に受け止め」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「真摯に受け止め」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが会社で使用する入館証を紛失したとします。
普段使用するカバンに入れていたのに、見当たりませんでした。
あなたは、上司に報告して、始末書を提出しました。
上司から、今後は管理に気を付けるようにとのコメントがありました。
このような場合には、「今回の件を真摯に受け止め、今後の行動をあらためます」と返答するとよいでしょう。
これにより、あなたが自分の過失に対して、真剣に考えて、再発防止に取り組む意思が相手に伝わるはずです。
この言葉を使う場合の注意点は、対象の事象とのバランスです。
「真摯に受け止め」という表現を使用するにはそれなりに重大な事象であるべきです。
そうでなければ、バランスが取れないのです。
この言葉を使用する場合には、見合うレベルの重大さをもった事象かについて、十分な配慮を払うべきなのです。
「真摯に受け止め」を使った例文
ここでは「真摯に受け止め」を使った例文を挙げていきます。
例文のように、今後の行動に関する言及と組み合わせるのが、使いやすいでしょう。
・『真摯に受け止め、行動をあらためます』
・『真摯に受け止め、再発防止に取り組みます』
・『真摯に受け止め、ルール改定に踏み切りました』
「真摯に受け止め」の類語や敬語での言いかえ
それでは「真摯に受け止め」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「真摯に受け止め」の類似表現
まず「真摯に受け止め」の類似表現について解説します。
「真摯に」は「真剣に」と言い換えられます。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「真摯に受け止め」の敬語表現
「真摯に受け止め」を敬語表現にすることはできません。
敬語表現にする場合は、語尾で工夫する必要があります。
たとえば「真摯に受け止める所存でございます」という表現が可能です。
まとめ
このように「真摯に受け止め」は、真剣に認識していることを、相手に伝達する表現方法です。
反省の色を示すのに便利でもあるので、状況を見極めて使いこなしましょう。
