「ご共有いただけますと幸いです」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ご共有いただけますと幸いです」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では、「ご共有いただけますと幸いです」の意味を分かりやすく説明していきます。

「ご共有いただけますと幸いです」とは?意味

「ご共有いただけますと幸いです」は、「あるものごとに関して、相手と共同で保有したいとお願いする時の丁寧な表現」という意味です。

基本的に、共同開発していたり、あるイベントに協力している関係において、技術や情報を提供し合ってレベルを同じくしたい時に使われます。

それぞれの会社の強みを生かして仕入れた技術や情報を、適宜相手の会社に分け与えて、どちらか一方だけが知っているということのない様にすることを表します。

ビジネスでは、土地や財産などの所有権の共有という意味で使われることはまずありません。

「ご共有いただけますと幸いです」の成り立ちや使われるシーン

「ご共有いただけますと幸いです」の成り立ちや使われるシーンは以下の通りです。


「ご共有いただけますと幸いです」の成り立ち

「ご共有いただけますと幸いです」「ご共有+いただけます+と+幸い+です」で成り立っています。

「ご」は相手の動作や状態を敬う接頭辞、「共有」「一つの物を二人以上が共同で持つこと」という意味、「いただけます」は動詞「もらう」の可能形「もらえる」の謙譲語、「と」は助詞、「幸い」「こちらにとって都合の良いこと」という意味、「です」は丁寧語の助動詞です。

尊敬語と謙譲語、丁寧語が使われていますので、目上の人に使えます。

「ご共有いただけますと幸いです」が使われるシーン

「ご共有いただけますと幸いです」が使われるのは以下の様なシーンです。

1つ目は、共同でビジネスを行っている時です。

2つ目は、お互いが業界でつながりを持っていた方が有利だと思っている時です。

3つ目は、中小企業が提携して大企業と競争する時です。

「ご共有いただけますと幸いです」の言葉の使い方や使われ方

「ご共有いただけますと幸いです」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

『市場調査の分析結果をお送りいたしますので、ご共有いただけますと幸いです』

共同事業している相手に、自社で行った市場調査の分析結果を送り、戦略に生かす目的とする時に使われます。

『何か新しい情報がございましたら、ご共有いただけますと幸いです』

相手に独自の強みがある場合、常に連絡を密に取り、情報を共有したいと思う時に使われます。

「ご共有いただけますと幸いです」の類語や言いかえ

「ご共有いただけますと幸いです」の類語や言いかえは以下の通りです。

「ご共有賜りますようお願い申し上げます」

「賜る」「目上の人からものを貰うこと」という意味で、技術や情報などを教えてもらうことをより丁寧に表現しています。

まとめ

今回は「ご共有いただけますと幸いです」について紹介しました。

「ご共有いただけますと幸いです」「相手と技術や情報を共有したいとお願いする時の丁寧な表現」と覚えておきましょう。