ビジネスで、話を改める「末筆ではございますが」についての解説です。
「末筆ではございますが」とは?意味
「末筆ではございますが」は、あいさつなどを文章で記した際、お話を改めますがという意味になります。
しかし、文章の始まりから「末筆ではございますが」と切り出せば、即座に本題に入りますがという解釈にもなる言葉です。
「末筆ではございますが」の言葉の使い方や使われ方、使うときの注意点
「末筆ではございますが」は、必ず取引先のような企業や商品を提供したお客さんに対して、お話を改めたいのですが、という場合に使用します。
なので、社内で働く者同士に使用することはふさわしくなく、普通に話を改めたいのですが、と社内では言うのが良いでしょう。
「末筆ではございますが」を使った例文
・『末筆ではございますが、皆様の活躍をご清栄します』
この例は、文章で記した企業に向けたあいさつ文が終わりになり、相手先の企業の方々の活躍を見守りますという例です。
「末筆ではございますが」というフレーズがあれば、そろそろ書き記した文章は終わりを迎えるのだなという解釈でよいでしょう。
なので、この後に何か文章を続けた場合、まだ話があるのかよと相手先に思われるので、「末筆ではございますが」というフレーズを用いたらその文面で話を終えるのが礼儀です。
「末筆ではございますが」の返答や返信例
「末筆ではございますが」に対する返答は「末筆ではございますが」という文字の後に記載された内容に対する返答なので何が記されているかによって返答や返信例が変わります。
大抵が、会社の繁栄を願うというものになるので、こうしたお便りの場合、お手紙を書き記してくれた感謝を相手に伝えるとよいでしょう。
まず、「末筆ではございますが」というフレーズから、相手企業や個人を誹謗中傷する言葉は出てこないので素直に相手のお手紙を受け取り、お手紙に返信する形で返答をすれば問題はないはずです。
まとめ
「末筆ではございますが」は、記した文面が終わりを迎えていますと相手の方に認識してもらうことと、急いで相手に意見や伝えないといけない何かがある場合、あえて文章の初めから「末筆ではございますが」という言葉を使い、早急に話を書面でしますがという風にこの言葉を使うことも可能です。
ただ、早急に相手先に話を伝えたいのであれば「至急」という言葉があるので文面で「至急」という言葉を使えば相手は、確認せざるを得ないのでは?という意見もあるのですが、「至急」は、確認しろという命令に近い言葉なので、文章の初めや末端であっても命令口調になるので相手側が利用料金を払う意思すら見せないなど問題行動を起こしているものとビジネス関係にない限り、使用しません。
逆を返せば、問題行動を起こしている者に対しては、命令という形で「至急」という言葉を使用して命令すれば、一応ビジネスにおいては、相手との関係性は悪くなりますが、払うものを払ってもらえるでしょう。