多くの方にお礼を述べたい時に、呼び方に迷うことがあります。
「社員の皆様」の使い方を見ていきましょう。
「社員の皆様」とは?
「社員の皆様」とは、その企業で働いている方たちを示します。
個人ではなく企業のスタッフの方々、全員に向けた呼び名です。
「働いている方々へ」このような訳があります。
「社員の皆様」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
人事部からのお知らせ、総務部からの伝言など、社内文書でもよく用いられる表現が「社員の皆様」です。
「皆様」はそのオフィスで働いている社員の方をあらわすので、一斉にお知らせをしたい時に適しています。
新入社員の方を対象にしたセミナー、新年を迎えて社長から従業員に対するメッセージなど、色々な場面で用いてみましょう。
一方で、社外の方に向けてリリースを打つ時は「社員の皆様」よりも「お客様各位」など、各位を用いた表現の方が綺麗に見えます。
他の表現も取り入れつつ、ビジネス敬語の達人を目指していきましょう。
「社員の皆様」を使った例文
・『新入社員の皆様は、このままご着席ください』
・『グループ社員の皆様へ、ひとつお願いがございます』
・『御社の社員の皆様には、大変お世話になっております』
「社員の皆様」の類語や敬語での言いかえ
似ている言い方と丁寧な表現を見ていきましょう。
「社員の皆様」の類似表現
よく似た言い方に「御社の皆様」があります。
取引先企業のスタッフの方々に、お礼を伝えたい時に適しています。
「常日頃から御社の皆様には、良くしていただいております」と使います。
「社員の皆様」の敬語表現
さらに丁寧な言い方に「社員各位」があります。
こちらは社内文書で使われる表現で、新年会や入社式のお知らせを伝達する際に使いやすいです。
また社外の文書では「関係各位」が使えます。
関係する方々を敬う呼び方になるので、覚えておきましょう。
また、取引先の方にピンポイントでお礼を伝えたい時は「御社の〇〇様」と具体的な名をあげます。
その時に応じた敬称を、選んでいきましょう。
「社員の皆様」の返答や返信例
大勢の方に向けたビジネス文書であれば、その内容をよんで受け取っておきましょう。
個人的な質問があれば、担当者の方に直接お聞きします。
「お忙しいところ恐縮ですが」と添えて、質問文を記していきましょう。
まとめ
「社員の皆様」にまつわる表現を学びました。
適切な呼称を見つけて、明るくコミュニケーションを取っていきましょう。
