この記事では「話がそれますが」について解説をします。
「話がそれますが」とは?意味
今まで話していた事柄とは違う方向に話が向かうという意味です。
「話」は人と人が言葉を交わすこと、会話のことです。
「それますが」は「それる」に「ますが」をつなげた言葉になります。
「それる」とは、別の方向に行く、本来の筋道から離れるという意味です。
「ます」は相手に敬意を表す語、「が」はこの後に続く言葉をつなげるものになります。
「話がそれますが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
これまで話していた事柄とは異なる事柄を話すときに、前置きのように使用するものです。
「ます」は敬意を表す語なので、この言葉は目上の人に対して使用することができます。
自分と同等のものや下のものへの使用も可能です。
もう少し軽い言い方にすると「話がそれるけれど」になります。
話の筋が変わってしまうと、聞き手は困惑してしまいます。
また、話の内容を変えられたことに腹を立てる人もいます。
こういったことを防ぐために、これから話が変わるということを伝えておきます。
その言葉がこれです。
たとえば、自社が扱っている製品の売上について話し合いをしていたとします。
これまでの売上はどうだったのか、売上を伸ばすにはどうしたらよいのかなどを話しています。
この製品には小麦粉が使用されています。
このところ、小麦粉が値上がりをしており、原材料の仕入れに問題が出るのではないかと心配です。
これまで売上の話をしていたけれども、小麦粉の価格のことも気になって話したくなりました。
そのときに、本筋からは離れてしまうけれど、という意味でこの言葉を用います。
前置きをすれば混乱を防げます。
「~が」の後には、これから話したい事柄が続きます。
本筋から離れた話をされると不快に思う人がいるので、どのタイミングでこの言葉を述べるかを考える必要があります。
相手が気分よく話しているときには、別の話にもっていかないことが望ましいです。
「話がそれますが」を使った例文
・『話がそれますが、先日に○○の話しが出ていました』
「話がそれますが」の返答や返信例
「~が」の後に相手が伝えたい事柄が続くので、その内容を聞きます。
本筋に戻したいときには、先ほどのことを話したいことを伝え、本筋の話をします。
本筋から離れた話ばかりになってしまい本来の話が進まない、ということがないように気をつけます。
まとめ
会話をしているときにあることが思い浮かび、別の事柄を話したくなることがあるでしょう。
いきなり話の内容が変わると混乱するので、このような言葉を用います。
相手を不快にさせないように考えながら使用をします。