サインや許可が欲しい時の、表現はいくつかあります。
「許諾をいただく」の使い方を見ていきましょう。
「許諾をいただく」とは?
難解熟語のひとつにあたる「許諾」。
許諾は要望を認めることをいいます。
承諾に近い意味があり、相手の申し出を受け入れる時に使われています。
「いただく」は頂戴するという意味の謙譲語です。
「認可してもらう」という訳があります。
「許諾をいただく」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
イベントのため、大きな公園や野球場を貸し切りたいことがあります。
こういう時は公園や球場を管理している自治体や管理者から、許可をもらう必要が出てきます。
こうした際に頭に浮かぶのが「許諾をいただく」という表現です。
ライセンス契約を締結する際にも用いられていて、企業間のやり取りに使用されています。
ただ「許諾」という熟語は難易度が高いため、正確にこちらの意図が伝わらないこともあるかもしれません。
同じような意味をもつ許可、承諾、サインを頂くなどの言い方もあるため、伝わる敬語を見つけていきましょう。
「許諾をいただく」を使った例文
・『御社の許諾をいただきたく、お伺いいたしました』
・『こちらをお読みいただき、宜しければサインをお願いいたします』
・『ご承諾くださいますよう、お願いいたします』
「許諾をいただく」の類語や敬語での言いかえ
同じような意味をもつ類語、そして言いかえの表現を見ていきましょう。
「許諾をいただく」の類似表現
似ている表現に「サインをお願いいたします」があります。
契約書を読んでもらい、内容に間違いがなければ自筆の署名を入れてもらう時に使われています。
個人のお客様に、商品やサービスを購入してもらう際に用いていきましょう。
「許諾をいただく」の敬語表現
さらに丁寧な表現に「ご承諾くださいますよう」が挙げられます。
「ご承諾」は要望を聞き入れてもらう時に使います。
こちらのお願いを認めて欲しい時に「ご承諾くださいますよう、お願いいたします」と使用するので覚えておきましょう。
「許諾をいただく」の返答や返信例
許諾にまつわる提案があったら、申し出の内容を理解しておきましょう。
自分1人では決められないことも多いので「社内で検討いたしますので、しばしお時間を頂戴できますか」とお返事します。
まとめ
「許諾をいただく」をお伝えしました。
正しい内容を知って、敬語の達人を目指していきましょう。