この記事では「本来ならば直接お伺いして」という言葉について説明していきます。
「本来ならば直接お伺いして」とは?
直接対面でお礼をする謝罪をするなどのケースを電子メールや手紙で済まさざるを得ないときに使う言葉です。
謝罪の意図が含まれてはいますが、「申し訳ございません」という言葉を文章に含むこともあります。
コロナウィルスの状況下ではより使われることが多くなった言葉ではあります。
「本来ならば直接お伺いして」という言葉を使う際はそうなった理由を伝えるべきとなっており、「諸般の事情で」よりは詳しい事情のほうが理想的ではあります。
「本来ならば直接お伺いして」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
対面で話をしている相手に対して使うことは基本的にはありませんが、話をするべき人の代理の人が来ているという場合であれば使えないことはありません。
相手の事情、自分の事情両方で伺うことができないケースがありえますが、言葉の区別はありません。
基本的にはメールや手紙で使うことが多い言葉と言えます。
「本来ならば直接お伺いして」を使った例文
・『本来ならば直接お伺いしてお届けすべきでしたが、このような形になって申し訳ありません』
手渡ししたかった贈り物を配送で渡した場合の使い方ですが、誕生会に参加できなかったなど行事の要素、あるいは会って話がしたいという意図ができなかった時に使うと言え、お中元が手渡しでないからと言って申し訳ないということはありません。
・『本来ならば直接お伺いしてお詫びするべきでしたが』
お詫びをしに行くことが難しい状況である例文ですがこの場合相手が会いたくないというケースも含まれ、かなりデリケートな用例であり、そうせざるを得ないこともありえます。
・『本来ならば直接お伺いしてお話したかったのですが』
電話もしくはチャット、インターネット会議などでの話し合いになった場合の使い方です。
会話のはじめか終わりに使うのが一般的です。
「本来ならば直接お伺いして」の類語や敬語での言いかえ
類語としては「本来ならば直接お会いして」「本来ならば直接顔を合わせて」が挙げられますが、敬語としては「本来ならば直接お伺いして」がより丁寧です。
「本来ならば直接お伺いして」の類似表現
「本来ならば直接そちらにお伺いして」「本来ならば直接出向いて」なども類似表現と言えます。
敬語を抜くと「本当ならそっちで」あたりになるでしょう
「本来ならば直接お伺いして」の敬語表現
この時点で敬語でかなり丁寧な部類になっています。
「本来ならば直接お伺いして」の返答や返信例
状況的に仕方ないことをフォローするのがベターと言えます。
文章での返答ということもあります。
まとめ
「本来ならば直接お伺いして」という言葉は伺って要件を済ますべきことであるだけに、かなり重大な事態を含むこともあります。
ただし話をしたいという程度でも使える言葉でもあります。
理由をしっかり伝えるべき言葉であるでしょう。