「早退させていただいてもよろしいでしょうか」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「早退させていただいてもよろしいでしょうか」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では、「早退させていただいてもよろしいでしょうか」の意味を分かりやすく説明していきます。

「早退させていただいてもよろしいでしょうか」とは?意味

「早退させていただいてもよろしいでしょうか」は、「上司に対して会社を早退する許可を願い出る時の丁寧な表現」という意味です。

親戚に不幸があるなど、当日急に早退したい時や、翌日以降に何らかの用事があって早退する予定である時に使われます。

労働基準法では、有給休暇を取得した従業員に対して休暇が認められており、早退は休暇に組み込まれる場合もあります。

なお、休暇の申請は法律上前日までに行うことが定められていて、就業規則で理由が限定されていない限り、会社は許可しなければなりません。

「早退させていただいてもよろしいでしょうか」の成り立ちや使われるシーン

「早退させていただいてもよろしいでしょうか」の成り立ちや使われるシーンは以下の通りです。


「早退させていただいてもよろしいでしょうか」の成り立ち

「早退させていただいてもよろしいでしょうか」「早退+させて+いただい+ても+よろしい+でしょうか」で成り立っています。

「早退」「会社や学校を定刻より早く退出すること」という意味、「させて」は動詞「する」の謙譲語、「いただい」は動詞もらうの謙譲語「いただく」の連用形、「ても」は仮定の接続詞、「よろしい」「良い」の丁寧語、「でしょうか」は助動詞「です」の連用形に推量の意味の「う」、確認の意味の終助詞「か」が付いた連語です。

「させていただく」は二重敬語ですが、「相手から許可がいること」「自分が有利になること」の場合に認められます。

早退は上司に許可を取り、自分のためになることですので、「させていただく」を使っても問題ありません。

「早退させていただいてもよろしいでしょうか」が使われるシーン

「早退させていただいてもよろしいでしょうか」が使われるのは以下の様なシーンです。

1つ目は、翌日以降に予定が決まっていて、早めに上司に申し出る時です。

2つ目は、急な体調不良や親戚に不幸があったなどで、当日その場で上司に申し出る時です。

「早退させていただいてもよろしいでしょうか」の言葉の使い方や使われ方

「早退させていただいてもよろしいでしょうか」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

『体調不良の為、本日早退させていただいてもよろしいでしょうか』

感染症の蔓延予防の為に、体調が悪い場合に速やかに帰宅する時に使われます。

『来週月曜日はワクチン接種がありますので、早退させていただいてもよろしいでしょうか』

ワクチン接種の予約が取れたので、早めに上司に早退を申し出る時に使われます。

「早退させていただいてもよろしいでしょうか」の類語や言いかえ

「早退させていただいてもよろしいでしょうか」の類語や言いかえは以下の通りです。

「○○の理由により、〇時をもって早退させていただきたく存じます」

当日早退したい場合は、必ず理由と時間を述べます。

「存じます」を付けることで、「~と思います」と上司に判断をゆだねる表現になります。

まとめ

今回は「早退させていただいてもよろしいでしょうか」について紹介しました。

「早退させていただいてもよろしいでしょうか」「上司に早退を願い出る時の丁寧な表現」と覚えておきましょう。