「置いておいて下さい」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「置いておいて下さい」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「置いておいて下さい」について解説をします。

「置いておいて下さい」とは?意味

物をその位置にとどめてください、という意味です。

「置い」「置く」のことで、物をその位置にとどめるという意味があります。

「ておい」「ておく」のことで、その状態にさせるという意味です。

「下さい」は、ある事柄をするように相手に求める意を表します。

「置いておいて下さい」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、物を持ってきた人に対して伝えるものです。

物を持ってきてもらったとき、置いておいて欲しい場所があるでしょう。

適当な場所に置かれてしまうと困ります。

そこで、どの場所に置いておいて欲しいのか指示をします。

指示を出しておけば自分が望む場所に置いてもらえて、後になって「どこに行ったのだ」と探すことがなくなるはずです。

この言葉は命令をしているように感じられてしまいます。

「下さい」「くださる」の命令形なので、相手を下に見ているように感じられてしまうのです。

自分を低く見られたり、命令されたりすると嫌な気持ちになります。

「置いておいていただけますか」「置いてくだいますか」のように問いかけの形にすると、自分が行って欲しい事柄を柔らかく伝えられます。

求められている事柄を行うのか、行わないのかは相手の判断に任せており、話し手側の求めを押しつけているのではありません。

押しつけは相手を不快にさせますが、自分で判断できるなら不快にさせにくいです。


「置いておいて下さい」を使った例文

・『そのデスクの上に置いておいて下さい』

「置いておいて下さい」の返答や返信例

どこに置いたらよいのか示しているなら、持っているものをその場所に置きます。

置いたならば「置きました」ということを伝えておくとよいでしょう。

この言葉だけだと、どの場所に置いたらよいのかわかりません。

適当な場所に置くと紛失してしまったり、汚したりする心配があるので、具体的な場所を示してくれていないなら、置き場所を尋ねてください。

適当な場所にと指示されたなら、他のものと紛れたり、汚したりしない場所に置くとよいでしょう。

まとめ

この言葉は、物を持ってきてくれた人に対して伝えるものです。

この表現だと命令をしているようで相手を不快にする可能性があります。

これからもよい関係を保っていきたいなら、柔らかな表現をした方がよいでしょう。