この記事では「お変わりないようで」について解説をします。
「お変わりないようで」とは?意味
変化はないようですね、変わっていませんね、といった意味です。
あいさつの言葉になります。
「お変わり」は、変わることを相手を敬う表現にしたものです。
変わるは、以前とは違った状態になることをいいます。
この場合の変わるは、体調面、家庭の状況、仕事の状況など、さまざまな事柄を含みます。
「ない」は打消しの意です。
変わるを打ち消しているので、変化をしていないという意味になります。
「よう」は推量・想像の意を表します。
話し手は、相手が変わっていないと思っていますが、実際のところはわかりません。
「お変わりないようで」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、あいさつの言葉をして使用をします。
普段会っている人とのあいさつではなく、久しぶりに会う人とのあいさつです。
昨日と今日で大きな変化はないでしょう。
そのため、普段から会っている人には、この言葉は述べては不自然です。
また、あるていど親しい間柄の場合に述べるものでもあります。
この場合の変化には、健康面、家庭のこと、仕事のことなど、さまざまなものが含まれます。
健康面についてなら「元気そうですね」といった意味になり、仕事のことなら「順調そうですね」といった意味になります。
相手の体調が芳しくなく、久しぶりに会ったときも芳しくないようなときに、この言葉を使うことはありません。
好ましくない状態が続いているときには使わない言葉です。
「ようで」の後には言葉が続きます。
続く言葉は、大きく変わっていなくてよかったという意のものであることが多いです。
変わっていないかを尋ねるときには「お変わりありませんか」と表現をします。
「お変わりないようで」を使った例文
・『お変わりないようで、なによりです』
「お変わりないようで」の返答や返信例
体調や仕事のことなどに変わりがないようですね、と伝えています。
こちらの状況を伝えると相手は安心するはずなので、近況を伝えてみましょう。
あいさつの言葉として使っているので、詳しく説明する必要はありません。
また、状態がよくないと伝えてしまうと不安にさせるので、できるだけ前向きな事柄を伝えるのが望ましいです。
こちらのことを話したら、相手の状況も尋ねます。
しかし、深入りしないで欲しいという人もいるので、深くは尋ねない方がよいでしょう。
まとめ
この言葉は、久しぶりに会った人に伝えるものです。
長く会っていないと、以前に会ったときとは状況が変わっていることもあれば、変わっていないこともあります。
この言葉は大きく変化をしていないときに用います。