「でしたのに」とは?これをビジネスで使う際の敬語と言い換えを分かりやすく解説します。
「でしたのに」とは?
これは、想像とは違う結果になった場合に使用される言葉です。
「でした」は「だった」を丁寧に言い換えたものになります。
そして「だった」は「であった」が変形したものなのです。
さらに「であった」は「である」の過去形になっています。
これは、何らかの状態であることを言い表した言葉なのです。
なお、「でしたのに」という形にすると、前段の内容とは相反する結果になったような様子を言い表せます。
たとえば、「少し前まで順調でしたのに、失敗してしまったそうです」という使い方ができます。
このことから、これが想像とは違う結果になった場合に使用されるものだと分かるのです。
「でしたのに」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
たとえば、ある人物が亡くなったとします。
そしてその人物は、昨年まで元気にしていたのでした。
このような時に、「昨年まではお元気でしたのに残念でございます」と述べるとよいでしょう。
これにより、元気だったのにという内容を、丁寧に表現できるのです。
これを使う時は、「でしたのに」の表現に注意しましょう。
これは「でございましたのに」に変更可能です。
また、「だったのに」や「であったのに」に変更する事もできるのです。
このように、同じ内容を違う形で表現できます。
状況に合わせて、上手に使い分けることをおすすめします。
「でしたのに」を使った例文
例文のように、前段の内容に合わせて、適した言葉を続けるとよいでしょう。
・『昨日まで元気でしたのに、どうしたのでしょうか』
・『順調そうでしたのに、失敗していたのですか』
・『難しそうでしたのに、すぐに終わったのですね』
「でしたのに」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「でしたのに」の類似表現
これに類似したものに、「だったのに」があります。
これはどちらも、同じような意味合いで使用できるのです。
「でしたのに」の敬語表現
これを別な敬語にした場合、「でございましたのに」と表現できます。
なお、これはどちらも丁寧語の表現になっています。
まとめ
このように、想像とは違う結果になった場合に、この言葉を使用できると分かります。
ビジネスでも使えますので、上手に活用することをおすすめします。