「工面する」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「工面する」とは?
これは、やりくりして用意するような意味で使用される言葉です。
たとえば、「開業資金を工面する」のように使用します。
つまり、金銭をやりくりして準備するような様子を、ここでは「工面」という言葉で言い表しているのです。
なお、金銭以外にも使用される場合があります。
たとえば、「要員を工面する」とすれば、限られた要員の中から工夫して捻出するような意味の表現になるのです。
なお、「工面」は名詞になっています。
そのため、動詞の「する」を付けて使用できます。
これらのことから、この言葉がやりくりして用意するような意味で使用されるものであると分かるのです。
「工面する」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
たとえば、新規事業を立ち上げるにあたり、資金を集めていたとします。
そして、色々なやりくりの結果、なんとか資金を準備できたのでした。
このようなケースで、「なんとか資金を工面する事ができました」と伝えるとよいでしょう。
これにより、やりくりして準備できた様子を、上手に伝えられるのです。
この言葉を使うときは、「工面する」の表現方法に注意するべきです。
これは「工面します」で丁寧語になります。
また、「工面いたします」で謙譲語になるのです。
さらに、「工面される」は尊敬語として使用できます。
このように、敬語の使い方次第で印象の違う表現になります。
実際の状況に応じて、上手に使い分けるとよいでしょう。
「工面する」を使った例文
例文のように、前後に適した言葉を付け加えると、自然な使い方ができるのです。
・『これから工面することにしました』
・『これ以上工面するつもりはありません』
・『自分で工面するべきだと思います』
「工面する」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「工面する」の類似表現
たとえば、「やりくりして準備する」が類似表現になります。
「工面する」と「やりくりして準備する」は、同じような意味で使えるのです。
「工面する」の敬語表現
これを敬語表現にすると、「工面いたします」に言い換えできます。
なお、これは謙譲語と丁寧語を用いた表現になっているのです。
まとめ
このように、やりくりして用意するような意味で、この言葉を使用できます。
ビジネスでも使える言葉になっていますので、上手に活用するとよいでしょう。