心配りをしてくれた方に、お礼を伝えたいこともあるものです。
「葬儀に際しまして」を見ていきましょう。
「葬儀に際しまして」とは?
「葬儀に際しまして」は喪の席に参加してくれた方に、お礼を伝える言い方です。
通夜や告別式に参加してご焼香していただいた方に「ありがとうございました」と感謝するシーンで用いられています。
「葬儀に際しまして」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
こちらの言い方は近しい人が亡くなり、香典返しをおこなう際に用いられています。
またこうしたお礼状を出すのは、四十九日の法要の後とされています。
香典や供花を頂戴すると「早くお返しをしないと」と慌てるものですが、まずは大切な方とのお別れを最優先させて、タイミングを見てお礼状を書いていきましょう。
またお礼を伝える文言には句読点は用いないので「、」を入れないよう気を付けておきましょう。
「葬儀に際しまして」を使った例文
・『葬儀に際しまして厚く御礼申し上げます』
・『ご多忙中のところ葬儀に際しまして御礼申し上げます』
・『葬儀に際しましてお気遣いをいただき誠にありがとうございます』
「葬儀に際しまして」の類語や敬語での言いかえ
こちらの表現の類語と、敬いの言葉を見ていきましょう。
「葬儀に際しまして」の類似表現
同じような言い方に「永眠に際しましては」もあります。
身内が亡くなったことをお伝えする言い方で「〇〇の永眠に際しましては、厚く御礼申し上げます」と綴っていきます。
「葬儀に際しまして」の敬語表現
さらに丁寧な言い方に「故人が賜りましたご厚誼に」も挙げられます。
ご厚誼とは、深い思いやりをあらわします。
この場合は亡くなった方を主語に見立てて、代わりにお礼を伝える言い方になっています。
「深く感謝申し上げます」と添えて、思いやりの心を届けてくれた方にお礼を伝えてみましょう。
「葬儀に際しまして」の返答や返信例
香典返しのお礼状が届いたら、ありがたくその思いを噛みしめておきましょう。
悲しいのは何よりも身内の方です。
機会があればお墓参りがてらご挨拶に伺い、折を見て交流を保っていきましょう。
まとめ
「葬儀に際しまして」を解説しました。
お葬式にまつわる文言を知って、教養を深めていきましょう。