「出てくる」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「出てくる」とは?
これは、何かが自然に出るような場合に使用される言葉です。
「出る」は、内側から外側に移動する行為になります。
これが外側から内側への移動であれば「入ってくる」となります。
また、「くる」は自分の方向に向かって何かが移動する行為になります。
これが自分の側から移動する場合は「いく」という表現になるのです。
つまり、「出てくる」は、内側から外側に向かって何かが移動し、そして自分のほうに近づいてくるような様子を表現しているのです。
たとえば、「放っておいても出てくるはずです」という使い方ができます。
これらのことから、この言葉が何かが自然に出るような場合に使用されるものであると分かるのです。
「出てくる」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
たとえば、ペンを紛失したとします。
しかしそれは自席のまわりで起きたことであり、いずれは見つかるものと推察できたのでした。
このようなケースで、「そのうち出てくると思います」と伝えるとよいでしょう。
これにより、そのうち自然に発見されるような様子を、上手に伝えられるのです。
この言葉を使うときは、「出てくる」の表現方法に注意するべきです。
これは「出てきます」で丁寧語になります。
また、「出てまいります」で謙譲語にできるのです。
このように、敬語の使い方次第で、それぞれ印象の違う表現にできます。
実際の状況に応じて、上手に使い分けるとよいでしょう。
「出てくる」を使った例文
例文のように、前後に適した言葉を付け加えると、自然な使い方ができるのです。
・『わざわざ出てくるとは思いませんでした』
・『そのうち出てくると思っています』
・『何かの拍子に出てくるかもしれません』
「出てくる」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「出てくる」の類似表現
たとえば、「出ていく」が類似表現になります。
「出てくる」と「出ていく」は、同じような行為を別な視点から表現したものなのです。
「出てくる」の敬語表現
これを敬語表現にすると、「出てきます」に言い換えできます。
なお、これは丁寧語を使った表現になっています。
まとめ
このように、何かが自然に出るような場合に、この言葉を使用できます。
ビジネスでも使える言葉になっていますので、上手に活用するとよいでしょう。