友達同士なら許されても、フォーマルな場ではNGとなる言葉もあるもの。
「知っててください」の使い方を見ていきましょう。
「知っててください」とは?
重要なことを、相手にお知らせしたい時があります。
そういう時に使えるのが「知っててください」です。
「大切な内容なので、忘れないでくださいね」というニュアンスが含まれています。
「知っててください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
業務上大切なことを、相手にお知らせしたい時があります。
こういう時のフレーズが「知っててください」です。
ただこのまま用いてしまうと威圧的に聞こえてしまい、こちらの印象が下がる恐れも。
オブラートに包みたいのなら、大人の敬語を当てはめていきましょう。
「お知りおきください」や「ご承知おきください」そして「〜の件をお願いいたします」が適用できます。
言い方を変えるだけでソフトで優しい印象になり、相手の方も気持ちよく対応してくれます。
日本語を武器のように操り、言葉の鏡を磨いていきましょう。
「知っててください」を使った例文
・『こちらの件について、知っててください』
・『強風のため正面入り口は閉まっております。お知りおきください』
・『出張のため、明日は〇〇が対応いたします。ご承知おきください』
「知っててください」の類語や敬語での言いかえ
こちらのフレーズの類語、そして敬いの言い方を見ていきましょう。
「知っててください」の類似表現
よく似ている言い方に「ご存知かもしれませんが」が挙げられます。
「既にご存知かもしれませんが」はクッション言葉のひとつで、新しい情報を相手にお伝えする際に用いられています。
ワンクッションおくことで、遠回しに相手を高めることができます。
会話術のひとつとして覚えておきましょう。
「知っててください」の敬語表現
さらに丁寧な言い方に「お知りおきください」や「お含みおきください」「ご承知おきください」が挙げられます。
知っておいて欲しいことを、目上の方にお伝えする言い方です。
この表現のみだと指示しているように聞こえてしまう時は「お知りおきいただきますようお願い申し上げます」と語尾を整えて用いていきましょう。
「知っててください」の返答や返信例
先方から「認識しておいてください」と頼まれた時は「かしこまりました」や「〜の件、確認させていただきました」とお返しします。
まとめ
「知っててください」の使い方を学びました。
適切な表現を学んで、敬語の奥深さを知っていきましょう。