お見送りの際の、言葉遣いに悩むことがあります。
「お送りいたします」の正しい使い方を見ていきましょう。
「お送りいたします」とは?
打ち合わせが終わった関係者の方を、エレベーターホールまでお見送りしたい時があります。
そんな時に自然にエスコートできるのが「お送りいたします」という表現です。
「お送りする」に「する」の謙譲語である「いたします」が付いているので、丁寧な日本語になっています。
お客様を見送る時の、ひと言として弁えておきましょう。
「お送りいたします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
自社ビルを訪問してくれたお客様は、できれば丁重にお見送りしたいもの。
エレベーターやエスカレーターの出入り口付近、あるいは正面玄関まで付き添ってあげましょう。
「そちらまでお見送りいたします」と告げてから誘導すると、お客様も安心して後を付いていけます。
また別れ際は深々としたお辞儀をすると、失礼のない対応になります。
「来訪して良かった」と思ってもらえるように、紳士的な対応を心がけておきましょう。
「お送りいたします」を使った例文
・『正面玄関までお送りいたします』
・『弊社スタッフが、駅までお送りいたします』
・『お預かりした荷物は、明日着でお送りいたします』
「お送りいたします」の類語や敬語での言いかえ
こちらのフレーズの類語、そして敬いの表現を見ていきましょう。
「お送りいたします」の類似表現
よく似ている言い方に「送付いたします」があります。
「お送り」は人と書類どちらにも適用できますが「送付」は書類と荷物など、物に限定して使われています。
そのため「〇〇部長を駅まで送付いたします」とは言わないので、気を付けておきましょう。
「お送りいたします」の敬語表現
さらに丁寧な表現に「お送りさせていただきます」や「ご案内いたします」や「ご一緒いたします」が挙げられます。
「本日はありがとうございました。
差し支えなければ、駅までお送りさせていただきます」と引用できます。
「お送りいたします」の返答や返信例
このような言葉を頂いたら、シーンに合う表現で返していきましょう。
もし駅や玄関まで付き添ってくれるという申し出だったら「恐れ入ります」や「ではお言葉に甘えて、お願いいたします」と応じます。
まとめ
「お送りいたします」の適切な使い方を見てきました。
色々な表現を学んで、言葉の達人を目指していきましょう。