「身が引き締まる思い」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「身が引き締まる思い」とは? ビジネス用語【一語】

「身が引き締まる思い」とは?

ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。

「身が引き締まる思い」とは?

はじめに「身が引き締まる思い」の意味を解説していきます。

「身が引き締まる」とは、「体に力が入り収縮するする様子」を示す慣用句です。

このように「身が引き締まる思い」と表現した場合には、意味する範囲は非常に広いと言えます。

反省、感動、緊張、意気込みなど、もはや何にでも使用できるとも言えるほど範囲が広いのです。

そのため、「身が引き締まる思い」が使用された場合に何を示すかは、文脈や状況に大きく依存するとも言えるのです。

この表現だけでは抽象的過ぎて、どのような感情を示しているのかが分かりにくいと、言い換えることもできるでしょう。

「身が引き締まる思い」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

それでは「身が引き締まる思い」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。

たとえば、あなたが会社の創立50周年式典に参加していたとします。

隣には部長が座っていて、あなたに話しかけてきました。

あなたは、部長に対して会場の厳粛な雰囲気に圧倒され、少し緊張していることを伝えようと思いました。

このような場合には「会場の厳粛な雰囲気に、身が引き締まる思いです」と相手に伝えるとよいでしょう。

あなたが緊張しながらも、50周年という歴史の重みに感銘を受けている様子が、相手に伝わる事でしょう。

この言葉を使う場合の注意点は、周囲の表現で補えているかです。

この言葉だけでは、どのような感情を示しているのかが不明瞭なのです。

緊張なのか、感動なのかなど、何かしら「身が引き締まる」と感じることを補う表現を付与するのがよいのです。


「身が引き締まる思い」を使った例文

ここでは「身が引き締まる思い」を使った例文を挙げていきます。

例文のように身が引き締まる「原因」となった感情を補うと、分かりやすい表現にできるでしょう。

・『感動で身が引き締まる思いです』
・『緊張のあまり身が引き締まる思いでございます』
・『申し訳なさで身が引き締まる思いです』

「身が引き締まる思い」の類語や敬語での言いかえ

それでは「身が引き締まる思い」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。

「身が引き締まる思い」の類似表現

まず「身が引き締まる思い」の類似表現について解説します。

「身が引き締まる」「気の引き締まる」との言い換えが可能です。

表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。

「身が引き締まる思い」の敬語表現

つぎに「身が引き締まる思い」を単体で敬語表現にすることはできません。

敬語表現にする場合は、語尾の活用で対応する必要があります。

たおえば「身が引き締まる思いでございます」という言い換えが可能です。

まとめ

このように「身が引き締まる思い」は、様々な感情を比喩的に表現できる方法です。

ただし、どのような感情を示すかは、周囲の表現で補う必要があるので、注意して使用しましょう。